帰りたくなる外観の家
先日、友人夫妻との話で、印象に残った事があります。
もうすぐ完成間近のダブル断熱住宅の外観を見て、旦那さんがこのように発言されました。
- 『いいね!やっぱ外観は、とても大事だよ』
- 『俺たち施主は素人だから、感性に訴える部分がデカいから』
- 『いいね~↑と瞬間的にテンションが上がらないといけない』
- 『帰りたくなる外観にならないといけない!性能と共に。』
このような発言をされた友人旦那様は、もの凄く家が大好きで、職業は建築系とは全く違うのですが、
家に対するデザインに非常に強いこだわりをお持ちの方です。
僕も共感する部分は非常に多いです。
住宅というのは・・・
「見えるデザイン」
「見えないデザイン」
この二つから成り立ちます。
「見えるデザイン」とは、その名の通り、外観デザインや間取りのデザイン、インテリアデザインを指します。
「見えないデザイン」とは、断熱性能や光熱費、日射取得率にる室温変動など、温熱環境などのデザインを指します。
最近、パッシブハウスというような、いわゆる「省エネ住宅」がこれから2020年の義務化に向けて普及してくると思います。
そうすると、今までの断熱材の厚みではダメになる事があります。
すると、金額もUPします。
今までの金額では赤字になる。
ではどうするか?
外壁のサイディングなどの仕様を下げて、「見えるデザイン」のランクをダウンさせるのか?
それはやってはいけないですよね(笑)
僕は、「住宅設備」の仕様を下げるのが効果的だと思っています。
家づくりにおいて、一番重要なものは、断熱性能です。
これが優れた「省エネ住宅」というのは基本中の基本です。
これからの時代、省エネ性能が良いだけでは美しくないです。
『帰りたくなる外観デザインの家』
とは、断熱性能である命の基本仕様が高い事が絶対条件の家こそ、『帰りたくなる』家だと思っています。
これからの住宅に必要なのは・・・
外観も内観も、断熱性能など、全てがデザインされた家という事ですね。