アルマーニ制服に対する世論への違和感
昨日に引き続き、アルマーニ制服ネタを述べたいと思います。
ちょっと昨日と被る所があるとは思いますが(笑)
始めに述べますが、公立小学校の制服がアルマーニである必要は全くないですよね(笑)
アルマーニの制服にする理由もよく分かりませんが、この問題に関しての世論の反応が本当に違和感を覚えるんです。
極論いうとね、アルマーニ制服にした理由を無視して考えたら、こんな事がいえるのでは?と感じております。
大人もブランドの服を着る必要ないんじゃないの?
さらに、どうしても僕は家づくりを引き合いに出して考えたくなってしまうのです(笑)
例えば・・・
学校に行くためには「制服」が必要。
その制服はアルマーニというブランドで何でも8万円くらいかかるみたい。
という話。
家に例えます。
冬、家で生活するには「服」が必要。
服で寒さをしのげない場合は「エアコン」「床暖房」などの熱源が必要。
光熱費は月2~4万かかるみたい。
という話。
例えば、家づくりにおいて、「床暖房」は必要かどうかという話に必ずなり、ハウスメーカーの家では結構な確率で床暖房は付いてくるという事。
例えば広告に「床暖房完備の家」という一言があった場合、誰も文句を言う人はいないはずなんですよ。
更に、『床暖房オプション無料』『床暖房標準装備』となったら、嬉しいと思う人や、他よりオプションサービスが優れていると思う人が殆どなのではないだろうか?
床暖房って、電気か温水などでもランニングコストは変わってきますが・・・
床暖房を当たり前のように使えば、エアコンも使用して、光熱費は月2~4万は行くはずなのです。
僕が連日違和感を覚えているのはこのへんの部分。
床暖房を選定する家というのは、使用する前提で考えれば、月2~4万で考えれば3か月で6~12万円の光熱費を払う事になる訳です。
アルマーニの制服は1回というか初回色々揃えて約8万円。
アルマーニの制服を導入しようとした人と、床暖房を入れようとする人、
出ていくお金だけを見たら「やってる事は同じ」状態。
アルマーニの制服が「家計負担」ならば、
次世代省エネ基準クリアの家も光熱費がかかりますので「家計負担」。
光熱費がかかる家を我々が建て続けるなら、それは、「国への負担」「地球への負担」。
そして何より、子供世代、孫世代へも「負担」となるのですよ。
アルマーニの制服は「押し付け」みたいに発言する人もいますが、床暖房を入れる家だって、光熱費を押し付けられているようなものなのです。
このような家づくりの状況にが、何故当たり前のように行われ、メディアやワイドショーで取り上げられることはないのだろうかと思ってしまう。
アルマーニの制服はあまりにも高いと話題ですが、僕からしたら床暖房を入れる家や、次世代省エネ基準クリアの家だって、あまりに高い光熱費を払う家だと話題にしたいくらいです。
ちょっと話がそれますが、アウトレットモールって、休日はなんであんなに混んでるんだ?と思います。
それだけ、ブランド品を身に着けたい人が多いのですよね?
それも、『安く』ブランド品を買いたいから。
でもね、エネルギーの話になると、全然話が違ってくるんですよ。
電力自由化になって、電力会社を変えた人、どれくらいいます?
今、このブログを読んでいる人は、変えましたか?
ブランド品は安く買いたいと思うけど、エネルギーを安く買いたいと思う人は非常に少ない。
お金が出ていく金額だけで考えれば、使うものの価値によって左右されるのかもしれませんが・・・
スーパーで、普段140円で売っている卵が80円や100円になれば、それ目指して隣町まで買いに行く人多いですよね?
ラーメン屋でも、100円追加となる卵やネギを平気でトッピングするのに、100円の牛乳と200円の牛乳では100円の方を選んだりする(笑)
今回のアルマーニ制服問題の1つとしては、やはり『家計への負担』という所が大きい。
家計の負担を減らそうと考えるのであれば、出ていくお金に対して支払うものへの価値は加味されない。
ラーメン屋でいうならば、トッピングはしない、牛乳は100円のものを買う、卵は安い曜日を狙って買いに行く・・・
みたいなね(笑)
日本はエネルギー需給率がわずか3%しかないんですよ。
それなので、エネルギー赤ちゃんと呼んでいるわけですが・・・
アルマーニの制服が家計への負担というならば、
我々が電気などのエネルギーを使う事も家計への負担でもあり、国への負担でもあり、地球への負担でもあるのです。
皆さん、ブランド品好きな人多いですよね?
住宅部門でのブランド住宅って考えた事がありますか?
ハウスメーカー=ブランドと思っている人もそれなりにいるでしょう。
一条工務店や積水ハウスなど、「高いお金を出して建てる家こそ、ブランド品と同等の価値がある」と。
全然違いますね
ラファエル設計が行っている「Q1.0(キューワン)住宅」などのようなものこそ、
本物のブランド住宅です。
しかも、性能も素晴らしいという。
これからの日本の未来に必ず必要な家であり、性能でもあります。
今回のアルマーニ制服に対する批判などは、エネルギーに対して何かアクションを起こしている人以外は、言う資格というか、言える立場にないと思っているんですよね。
これが一番の違和感と思う部分でもあります。
まあ、アルマーニ制服に至った理由や経緯を考えれば、クレイジーって感じですけどね
(;´▽`A``
まあ、僕は「押し付け」「負担」という批判に対してフォーカスして述べています。
そして、違和感を感じている部分です。
これを期に、僕は家づくりに対する光熱費の在り方を本気で考えてもらいたいのです。
家の中が冬暖かいと言ったら、それは「無暖房」でも暖かくなるような家づくりを・・・。