家の在り方(家相や風水、占いに頼る?)

気が付けば4月も中旬になろうとしてます。

ブログも書く時間が全く、ほぼ毎日朝まで仕事して、ちょっと耐力限界中・・・(;´▽`A``

来月からはちょっとセーブしよう・・・。

皆さまお待たせ致しました!

ブログ再開します。

4月1発目のブログは、家の在り方について、改めて考えたいと思います。

家を建てる上で、必ず話題にでるのではないでしょうか?

家相や風水、占いなど。

ラファエル設計は、基本的に・・・

占い師>ラファエル設計

という立場になった場合、その仕事はやりません。

占い師=ラファエル設計

くらいであれば、問題ないです。

 

設計的に、動線が使いにくいなどの理由で、それが大きな支障にならない場合などで、占い的に最適な間取りになった場合、それは住まい手が問題なければ僕は良いと思っています。

鬼門・裏鬼門も一応気にはしますが、間取りが良くなって、住まい手も気にしないなら、鬼門・裏鬼門よりも性能を優先します。

例えば、脱衣所が1階にあって、浴室が2階にあるなんて間取りを占いなどで強制されたら、

そこでサヨナラです。

そんな間取りは、占い師にすべて決めてもらった良いと思います(笑)

 

僕は、占いや風水を否定はしていません。


ウェルカムでもありません。

自分以外の誰かの発言によって行動した時、それでよいとポジティブに思えれば良いと思います。

 

 

僕は、基本的に僕の考えを押し付ける設計はしていません。

僕がいいと思っても、住まい手の性格や無意識の行動にストレスを感じるような間取りはNGだと思っているからです。

占いなどを否定して、使いやすい間取りだったとしても、もし、自分や家族に何か災難が起こった時、

占い師に間取りや家を必ず否定・指摘されるでしょう(笑)

そうなると、それまで良いと思っていたマイホームに懐疑的になりますよね。

 

間取り診断を行った時に一番多かった「家事動線」についてですが、

素人とプロの違いというのは、明確にあります。

素人という言葉は好きではないのであまり使いたくはないのですが、今回はご勘弁。

素人さんは、キッチンと脱衣所が隣接しているだけで「家事動線」と思います。

プロは、キッチンと脱衣所を隣接させるかどうかをまず考え、洗濯を干すなら、

その場所も一緒に考えて「家事動線」と思います。

 

皆さん、家事動線ばかりに意識集中させ過ぎて、他の事に頭が回らないといいますか・・・
家事動線がしっかり考えられれば、「良い家」とそれだけで評価されてしまう事もあります。

 

でも、家って、家相や動線など・・・

「単体」でいいと思った事の集合体ではないのですよね。

【家の在り方】

今一度、「家を建てる意味」を考えてみてください。

貴方は、何故家を建てたいと思うのでしょうか?

 

ラファエル設計は、高気密高断熱住宅という性能を担保出来るように設計します。
これは、勉強を重ねた設計士にしか出来ない領域です。

そして、間取りに関しては、住まい手が頭の中に描いているフワフワしたイメージをカタチにしていくのが仕事です。

そして、30年後の住まい手の家族の未来も考えながら、完成形をイメージします。

設計のイメージが固まると、住まいの情景が浮かび上がります。

あまり良い感じにならない場合は、しっくりこないという感じで住まいの情景が浮かびません。

 

家を新築するという事・・・

家は時に、家族を崩壊させたりしてしまう怖いものです。

家を建てて、離婚した、家族の中が悪くなったなど。

 

家は、時に命を奪うものでもあります。

火事で断熱材から一酸化炭素が大量に出て、一酸化炭素中毒で亡くなる。

冬場、お風呂場やトイレでヒートショックで亡くなる。

夏場、エアコンを我慢して、室内で熱中症で亡くなる。
※外より家の中の熱中症の方が圧倒的に多いのをご存知ですか?

 

家は一般的に2000~3000万前後で考えられます。

例えば同じ2000万でも、大きな差が生まれたりします。

 

僕は思うのです。
家相や占いを考えるのは自由ですが、それは第二段階以降なのではないかと。

家を建てたりする時、日が良い日(大安など)を選びます。
しかし、結婚などもそうですが、全てが上手く行くわけではありません。

 

家族の健康や命の危険というのは、家の性能で多くの事が防げる確率が高くなるものです。

『建築』という分野で生命の危機、もっと言うと地球の危機も防いでいけるのです。

 

家は、お金を掛けても、性能が良くなるわけではありません。

 

本当に良い家を目指すのであれば、「見えない部分」についてのデザインを、

家づくりのスタートラインに立った時に、必死に考える覚悟を決めなくてはいけません。

日本の家づくりは、プロも住まい手も、基本的に「見える部分」のデザインばかり必死に模索します。

 

化粧に例えるならば・・・

カサカサの肌に、下地をしっかり塗らないで、ファンデーションをいくら塗っても、化粧ノリが悪いだけですよね?

粉吹いたような、化粧仕上がりになるだけです。

 

毎月、数種類の健康食品にお金を出すのであれば、1つ止めて、断熱性能を上げるためのローンに回しませんか?
(笑)

家を建てる理由というのは人それぞれだと思いますが、命の基本仕様である断熱性能などは、共通事項です。

 

一生に一度のマイホーム・・・

孫世代の幸せまで考えた家づくりをしてみませんか?

2018年04月06日