家を建ててもらう会社選び。こんな選定はダメですよ

家づくりになると、住宅展示場巡りなどをしまくっている人も多いのではないでしょうか?

で、いくつも家を見て回った時、どんな方法でふるいにかけてますか?

恐らく、そっこう蹴落とされていく会社というのは・・・

・営業マンのしつこさ

・値引き戦法を使って決断を急がせる

これらの要素がとても大きいのではないでしょうか?

 

で、残っていく会社というのは、その逆になる訳です。

ハウスメーカーであれば、営業マン、工務店などであれば設計士など、

「いい人」

という印象が勝った会社が、決勝戦まで進む感じではないでしょうか?

 

いよいよ、会社決定!!となり、施主様にヒーローインタビュー的に聞いてみたいです。

『その会社を選んだ決め手は何ですか?』

 

施主様『設計士さんがとてもいい人で、自分と気が合う・フィーリングがいいと思ったからです』

 

おめでとうございま~~~~す!!

 

・・・・・・ってなるのはダメですからね?(笑)

 

まず、契約しようとしている会社が、どのような断熱性能の家を設計してくれるか確認していますか?

そして、それはどれくらいの室温を保てそうなのか、設計者は理解していますか?

その家を建てた場合、光熱費はどれくらいになるか、聞かされていますか?

いい人と思った設計者は、実施設計に携わり、工事監理もしてくれる人ですか?

 

家づくりは、設計士との一生ものの付合いになると思ってください。

なので、お見合いの様に、印象などもそれは勿論需要なポイントです。

 

「いい人」と思ったから契約・・・だけではなく、その他の現実的な内容もしっかり考慮してから、契約をしてください。

 

これは、家づくりを依頼するフローチャート的な話になりますが・・・

「自分は拘りがとてもあって、建築は素人だと思う」

「でも、ネットとかで勉強して、現場はしっかり自分で見るよう頑張る」

このようなタイプの人は、「(現場監理をしっかりやってくれる)設計事務所」を選定する事をお勧めします。

理由としては、結局、自分が素人と思っている以上、工事段階で限界を感じます。

そして、現場を見た所で、それが良いものなのか、悪いものなのかの判断も付かないと思います。

仮に、それが「悪いもの」と判断出来たとして、依頼先に確認をしても、ミスを認めない限り、言いくるめられると感じるはずです。

こうなると、その依頼先には不信感が増幅して行くでしょう。

設計料というのは、監理まで行えば200~300万くらいになるでしょう。

この「設計料」というものだけをみて判断するから「高い」って思うのです。

安心の家づくりにおいての必要経費を考えられない人は「ハウスメーカー」を選んでください。

ハウスメーカーは「設計料」は提示していないかも知れませんが、CM料や広告料など、設計料以上のものが乗っかっていますからね(笑)

見えないだけで。

 

「自分は実際に目で見たもの、ショールームと同じ感じで造りたい」

と思う人は、工務店やハウスメーカーを選ぶしかないです。

設計事務所はショールームはないですからね。

 

いずれにしても、ハウスメーカーにも人がいい営業さんはいますし、実際に知っています。

僕は、家づくりというのは、ほとんどの人が一生に一度の買い物になると思うのですよ。

そうなってくると、家を建ててもらう会社選びって・・・

「いい人で終わる」

という事になっていいのでしょうか?って思うのですよね。

  • 設計力
  • 施工力
  • 断熱性能力
  • 保全力

これらがどれだけ備わっているか、

家づくりに対しての「戦闘力」を見極めなくてはなりません。

そんなのがすぐに分かる「スカウター」が欲しいですね(笑)

 

2018年04月07日