ハウスメーカーや知り合いの工務店、話聞いてます?
家づくりが始まった皆さん、順調ですか?
家づくりの相談で、結構多い部類に入る問題点があります。
それは・・・
- 身内の工務店に依頼するしかないのだけど、間取り図に、希望が全然反映されない
- お願いしたいハウスメーカーだと、希望が通らない場合がある
- 提案された間取りが全然いいと思わない
はい、こんな感じ。
無料間取り診断をやっていた頃は、確かにそんな感じの間取だねってのが多く感じました。
まあ、特に最悪なのが・・・
『知り合い(身内含め)の工務店(知識が乏しい)でお願いするしかない』
って所ですよね。
特にお嫁さんの立場で、旦那様の実家で建てなくてはいけないとかね・・・。
デザインも好みではなく、間取りも希望通りにならない、温熱もよくない
という三拍子そろってしまったような状況・・・
地獄ですよね。
お嫁さんだけ地獄で、他は皆、天国状態。
このような状態で、家を建ててくれる人は、『じいじ』です。
可愛い息子夫婦と、可愛い孫の為に張り切ってるかもしれませんが、
温熱を考えられない家を造ったなら、将来の断熱リフォーム費は、
その可愛い息子夫婦がやらなければ、可愛い孫の世代以降の人達が負担する羽目になります。
じいじは、家を建てて少し儲かるかもしれませんが、
「家を建ててやった」
と、どや顔しているのは自分だけになります。
可愛い息子夫婦は寒さに凍え、子どもも親たちも風邪ひいてばかり・・・
じいじが遊びに来た時、もしかするとヒートショックで亡くなる可能性だってあるのです。
例えば、間取りの打合せをして、3回もやって、全然自分達の希望が盛り込まれていないような間取りだったり、突っ込み所満載だったり、これでいいのか不安になる間取りなら・・・
思い切って、話は打ち切りにした方がいいと思います。
『自分達の希望が通らないなら、家なんて造らなくてもいい!』
って、ハッキリ言うべきです。
それを言ったお客様は、今ではご満足の家に住んでます(笑)
僕、お客様に、競合他社のハウスメーカーの打ち合わせに一緒に出て欲しいと言われて、ちょこんと横に座って一緒に話聞いていた事があるんですよ(笑)
職業は明かしてません。
感想は・・・
結構てきとうな事いってんな~~~
って思いました(笑)
最近、相談者は温熱についての相談が多いのですが・・・
僕はいつも光熱費の話とか、太陽の話とか、カーテンの話、窓の配置の話をします。
すると、結構色んな所を回った方でも、光熱費の話とか一度もされた事がないという方が殆どです。
例えばLow-eガラスを取得タイプか遮熱タイプかで、これでよいと思いますか?
なんて質問も来ますが、それって、まず設計士に考えを聞いてくださいと言います。
そのように設計した『理由』です。
理由もなく設計するのは絵を描くのと同じ事です。
まあ、それで、理由を述べてくれる設計士もいるのですが・・・
その考えが、一つのポイントだけにしかフォーカスされていないのです。
南に大きい窓付けたから遮熱にするとか・・・あり得ないですが、それが理由だったりします。
質問に対する答えになっていないのもあります。
つまり、
『話聞いてます?』
ってやつです(笑)
間取りにしても、疑問点にしても・・・
話を聞いていないのか、知識が無いから答えられないのか・・・。
いすれにしても、そのような状況で、夢のマイホームと言える家が建つのか不安じゃないですか?
パントリーが欲しいと希望して、普通のクローゼットサイズ(1帖)のようなパントリーを提案されたりしてる人も沢山いますが、そういうのは突っ込みどころです(笑)
設計士が、住まい手の考えをある程度、引き出してあげる事も必要ですが・・・
『話聞いてます?』状態の場合、希望としている部屋や収納を、どのような使い方をしたいという具体案まで、希望で話してみてください。
それでも、ただパズルの様な部屋の配置しかしてこなかったり、家具や棚などの配置をしないで部屋を配置した図面を出してきた場合・・・
サヨウナラ
ですね(笑)
家づくりは、鷹の目になる事も必要です。
図面も、人間の事も、空から森を見るような感じで、色んなものを捉えないとダメなんですよね。
一緒に、負の渦の中に巻き込まれては、助けてくれる人がいません。
そうすると、頭が働かなく、考えが馬鹿になりがちです。
なので、間取りが決まったなら、とりあえず、それを3日くらい眺めてください。
その間取りで、一年の暮らしをイメージしてみてください。
コンセントの位置や、スイッチの位置も一緒です。
外観が決まっているようなデザインですと、色々と抜け落ちる事が多いですので、要注意です。
最後に、一つだけ言っておきます。
依頼する側であるお客様たちにです。
工務店が耐震等級3とうたっていて、それが「相当」なのか、正式な等級3なのかなど・・・
思い込みで話を進めるのは止めましょう!!
言った、言わないの世界になり、お互いが
『話聞いてました?』
状態になりますので。