木洩れ日

貴方は『JILS』というバンドを知っていますか?

木洩れ日とは、そのJILSが出している曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=QVApx1v91oQ

大学で卒業制作の設計をひたすら制作している時に、スポーツで言う「ゾーン」状態に入れる曲でした(笑)

朝から晩までこの曲だけを聞きながら数ヶ月過ごしました(笑)

 

それくらいに、好きな曲です。

 

この時代になっても、あれから約15年くらい経っているだろうが・・・

色褪せないなぁ・・・。

 

僕が高校生の頃、1996年くらいですかね。

D≒SIRE(デザイア)というバンドを知りました。

そのD≒SIREが解散して新しく結成したのがJILSです。

このD≒SIRE・・・
アルバム『異窓からの風景~失われた終末の情景』

という作品を世に生み出しているのですが・・・

これは伝説なアルバムです。

こんなにすべてが素晴らしいアルバムってあるだろうか?

って感じです。

 

ヴォーカルのYUKIYA(幸也)さんの才能が素晴らしい。

この人の声は、曲を聞いて、幸也さんと分かる。

 

これって、すごく大切。

 

最近、ヴィジュアル系の新規発掘しているわけですが・・・

カッコイイと思っても、何回か聞いていると、特に次に聞きたいと思わないというか・・・

心が求めていない(笑)

 

何て言うんだろう・・・

今のヴィジュアル系って、XJAPANとかから時代は歩んでいるのかもしれないが・・・

MALICE MIZER(マリスミゼル)やDir en grey(ディルアングレイ)の影響を受けているのは間違いないはず。

女装のような化粧したりとかね。

まあ、僕も格好や化粧など、影響を受けたんですけどね(笑)

 

で・・・

カッコよさを真似て、確かにカッコよくても・・・

歌も似たようなのが多く、でもかっこいいのも確かなのですが・・・

心に残らない。

 

心に残るものが少ないというべきか?

 

結局、この時代でも、数十年前のバンドの曲を聞き続けている。

僕自身が一途というのもあるかもしれないが・・・(笑)

 

最近、よく思う事があるのです。

それは・・・

今の時代は「使い捨ての時代」という事。

 

スマホが特によい例なのですが・・・

2年経つ頃には飽きてくる、若しくは、不具合が多くなってくる。

契約にも2年縛りがある。

これって、初めから2年くらい使って捨ててもいいという前提で、そのもののプロジェクトが進んでいるのではないだろうか。 

 

家もそうです。

大抵の人は35年ローンで家を買います。

住み始めて1年以上経って、不満を持つ人ってどれくらいいるだろう?

若しくは、どれだけ不満が増えていくだろう?

 

世に生み出される曲もそうですが・・・

ただカッコイイ曲、ライブで盛り上がるだけの曲というのは、名曲にはならない。

 

『名作』と思われる作品というのは、新しいものが出ても、全然色褪せないし、高いお金を出しても欲しいと思わせる。

NIKEのAirMAX95なんていい例ですよね(笑)

↓僕が高校の時にAirMAX狩りという犯罪が起きたくらいに、日本中が熱狂した靴です(笑)

特にこのイエローが人気で、僕も持っていました。

で、6年前くらい前かな・・・新しく復刻したものを買いなおしました!

いつまで眺めていても飽きないくらいにカッコイイ(n*´ω`*n)

 

ちょっと曲に話し戻しますが・・・

今の時代の曲に、僕は惚れる事が少ないんだなと、このブログを書いていて思えてきました。

色んなものが便利になり、曲を作るのも恐らく昔よりは簡単になっているはず。

売り出すのもYOUTUBEなどもあって、世に出しやすい。

SNSで拡散されれば話題になり、売り上げもあがるかもしれない。

ミュージックビデオの第一印象が良ければカッコイイと思ってもらえる。

 

昔は今よりも、『曲』に対する情熱というか、ベクトルの大きさが大きかったのかな。

曲を通じて、情景が浮かぶというか・・・

歌詞を通じて、訴えたい事が曲になっていたり・・・。

 

なんか、名曲になるのは身を削って作った曲なのか?(笑)

僕は、どんな歌詞か分からない英語の曲は全く聴きません(笑)

なので、洋楽などは全然聴かないですね。

 

基本音楽もさ・・・

応援だったり、卒業だったり、結婚式だったり・・・

誰かの事などを思って書いた歌詞・曲って、他よりも気持ちや想いが乗っかっていると思うんですよ。

 

家づくりも、ハウスメーカーの展示場を回って、カッコイイもの、デザインがいいものを真似するのはダメな事では全然ないですが・・・

「自分たち家族の未来の事まで考えた家づくり」

ってものをしないと、満足するのは竣工時だけかもしれない。

 

曲を作る人は、歌詞の情景を思い浮かべて書いているのかもしれないが、

僕は住宅の設計の時は、そこに住む家族の情景を思い浮かべて設計しています。

 

そこに住む家族の未来も考えた家づくり・・・

それは、健康面も含めてです。

 

少子化が進む時代の中・・・

僕の設計した家に、ずっとその家族の子孫が住んでくれたら設計者として幸せです。

Q1.0住宅は、構造も60年~100年持つ工法でもあるわけです。

 

僕はJILSの木漏れ日は、おじいちゃんになっても聴き続けていくでしょう(笑)

 

ラファエル設計のQ1.0住宅も、ずっと住み続けて行きたいと思ってもらえるような家づくりをしていきたいですよね。

2018年05月05日