新築の家に大谷塗りを採用したい
宇都宮には、大谷石で有名な大谷という町がある。
今日は、そこに大谷石の採掘場もお持ちの会社「KANEHON」カネホンさんへ、行ってきました。
僕が今、結構魅了されている「大谷染石」の外壁が特徴的な事務所です。
これまたカッコイい!!
訪れた理由は、家の内装にずっと使いたいと思っていた『大谷塗り』を詳しく説明してもらう為です!
去年、建築士会の団体で大谷石の採掘場を見学した時に、出逢いました。
大谷石も単なるデザインとしてでなく、温熱環境も含めた内装材としての可能性の話もしてきました!
実際に400mlの水を壁にぶっかけての吸水実験をしてきました!
大胆に、ぶっかけてくれました(笑)
10分もしないうちに、凄まじい調湿作用が!!
Σ(・ω・ノ)ノ!
コーヒー豆の入った瓶の消臭効果の確認
コーヒーの匂いはほとんどない。
アンモニア臭の除去確認
これはマジで凄かった!!
ツーンと鼻を突く強烈な臭いのアンモニア!
それが、大谷石の粉でフリフリすると、完全消臭(笑)
大谷石ってすげーぜ!!
大谷石を使ったパッシブ設計も含めて、色々考えるワクワク感が溢れてきました!
そんな構想を色々話をしてきたのですが、kanehonの社長さんは、ロシアの暖炉兼オーブンというか熱壁(ペチカ)を再現したいらしい。
今まで、そういった事にチャレンジしてくれる設計士さんが現れなかったということなので、真剣に考えて行きたいと思っています。
というか、今度実際にやってみようと思っています。
薪ストーブやペレットストーブではなく、オーブンも付いた暖炉のある『ペチカ』。
ペチカのある家づくりに興味があるお客様が現れると、実現しやすいかもしれませんが、ラファエル設計から提案してみるとするか!
(n*´ω`*n)
Q1.0住宅と大谷石のベストマッチ・・・
これは心が躍るよね(笑)
遠赤外線
蓄熱
消臭
マイナスイオン
大谷石は、ブロック塀などに多用されているけど、本来の力を発揮できない使われ方をしている気がしました。
素材の良さを引き出すためには、一流の料理人の腕が必要。
活かすも殺すも、設計者の腕次第って事だよね!
大谷石の可能性をもっと探って行こうと思う!
大谷石の「効能」を、もっと引き出すような設計を考えて見ようと思う。
先人たちから受け継いできた「木」や「石」・・・
素材たちにとっても、住まい手にとっても、素材を守ってきた人たちにも、喜ばれるような家づくりをしていきたいと思っています。
心が滾る(たぎる)ぜ・・・