「家を買う」何に惹かれていますか?

皆さんは、「家を買う」と決断しそうな時・・・何に惹かれていますか?

  • トリプルサッシプレゼントですか?
  • 太陽光プレゼントですか?
  • カーテンプレゼントですか?
  • 200万円相当プレゼントですか?
  • 床暖房標準装備だからですか?
  • 設計士とのフィーリングですか?
  • 営業さんがいい人だからですか?
  • 「おもてなし」がとてもいいからですか?
  • 今週中に契約したら300万サービスしてもらえるからですか?

 

どれも魅力的ですよね~~~~!!

そんな魅力的な家を2000万で買います。もしくは3000万で買います。
中には4000万で買う人もいます。

 

でもね、そのような「プレゼント攻撃」で買う家は、ほとんどが↓のようなアンケート結果になる家ですからね。
これは断言しちゃいますよ。
文句を言われようが、苦情を言われようが、断言しますよ。

 

『家の中にいるのに「寒いと感じる」81%』
※積水化学工業調べ

 

皆さんね、嘘だと思いますよね?

今の時代、新築で建てた家が冬寒いなんて思わないですよね?

残念ながら、その思いは打ち砕かれますよ。

 

だってね、日本の家づくりをしているプロたちがね、

「どうすれば冬暖かい家が出来るのか?」

って知らないんですから(笑)

 

単に、「こうすれば暖かくなるんでしょ?」ってレベルで家づくりしているんですよ(笑)

訴えられてもおかしくないですよね?

でもね、みんなそうなんです。

それくらい、今の日本の家づくりは半分以上がクソみたいな考えで、住まい手の為ではなく、

「自分達の為の家づくり」

をしているんですよ。

 

そういった気持ちでなくても、一生懸命住まい手の事を思って家を造っていたとしても、きちんと正しい知識をもってプロ側が家づくりをしなければ、結果的に「温熱欠陥住宅」を自信をもって売っているというカオスな状況です。

 

僕はね・・・

ちょっと今日は熱くなりそうです(笑)

 

皆さんね、これを見てくださいよ。
よ~~く見てくださいね。

※出典:日経BP総研 社会インフラ研究所

全棟実施が4%
年間で半数以上で実施が7%
ほとんどやってないが15%

未実施が22%で

無回答が52%


無回答ってのは、大抵答える事が出来ないってやつですよね。

未実施&無回答で74%ですね。

 

これはですね・・・

家づくりにあたり、「省エネ計算をしているか?」というプロ側にとったアンケート調査の結果です。

2017年春の時点で、日経アーキテクチュア読者にとったもののようです。

 

つまり、これはどういうことかと言いますとね?

「自分のつくっている・設計している家がどれくらい冬は暖かくて、どれくらい光熱費がかかる家なのか?」

という事を、知ろうともせず!又は、省エネ計算なんて面倒くさい、難しい、やる必要ない!

という考えで行われているという事なのですからね?

 

信じられませんよね?

でも、実際そうなのです。

 

省エネ計算をしようともしない、又は、高気密高断熱住宅を造る為のスキルアップをしようとしない会社は、マジで家づくりやめろ!って感じです。はい。

 

あのね、よく、「経験と勘」って言葉を使う人がいます。

でもね、その経験と勘っていうのは、省エネ計算をした事ない人に、勘なんて働かないんですよ。

だって、経験がないのですから(笑)

 

そういうの・・・「テキトー」っていうのです。

 

下記は、左がラファエル設計の、省エネ計算をしたQ1.0住宅。
右は、省エネ計算してないけど、暖かくなるはずの国の省エネ基準を満たした家です。

 

省エネ計算をせず、家を建てると、国の基準を満たしていようが外がマイナス3℃とかの深夜、無暖房で9℃ですよ。

ラファエル設計のQ1.0住宅は22℃ですよ。

省エネ計算、シミュレーションをやるという事は、住まい手に提供する家がこれだけ違うのです。

圧倒的な大差ですよね?

皆さんは、この9℃の家を当たり前のように、数千万で購入しているのですよ。

 

デザインとかも勿論大切です。

しかし、「命の基本仕様」である家の性能・・・

つまり、「見えないデザイン」というものを、見ようとしていない人たちが多いのではないでしょうか?

 

冒頭でも紹介した通り↓ですよね?

『家の中にいるのに「寒いと感じる」81%』
※積水化学工業調べ

 

はいこれ↓

 

日本の74%くらいが・・・

↓こんな寒い家を平気で買っている。

誰も文句を言わない。裁判にもならない。


ラファエル設計の家は↓ですからね

 


ラファエル設計の家は、しっかり考えているので無暖房の早朝5:00のマイナス5.2℃の宇都宮でも寝室も全て20℃超えていますよね?
しかし、次世代省エネ基準の家は、子供室なんて6.9℃ですよ。
無暖房でいられない!

 

はい、イグルーご存知ですか?

 

この室内は13~15℃あります。

次世代省エネ基準の家は、まさに「イグルー・かまくら」以下。

かまくらよりも寒い家を数千万で買うわけですよ。

 

というか、そんな事も知らずに・・・

下記を理由に、かまくら以下の家に魅力を感じてしまうのですよ。

  • トリプルサッシプレゼント
  • 太陽光プレゼント
  • カーテンプレゼント
  • 200万円相当プレゼント
  • 床暖房標準装備
  • 設計士とのフィーリング
  • 営業さんがいい人?
  • 「おもてなし」がとてもいいから
  • 今週中に契約したら300万サービスしてもらえるから
  • 本当に酷い家づくり

いかがですか?皆さん。

僕は、家づくりの結構タブーというか、皆さんが知らない部分を、同業者からの批判覚悟で書いてますからね(笑)

 

最近、車の燃費に関して改ざんとかのニュースを見た事ありませんかね?

ぼくから言われてもらえば、ハッキリ言って、省エネ計算をしない家づくりなんて、同じ事ですよ。

「暖かいですよ」って言って、実際寒いんですから。

 

そもそもね、車は「燃費」という表示を当たり前のように行っているし、燃費改善の為の技術革新だって進んでいるのですよ。

でもね、「家づくり」ってのは、「燃費」表記の義務もないし、燃費を気にする人なんていないのですよ。

つまり、どれだけ光熱費がかかるのか?って所に誰もフォーカス出来ていないのです。

 

  • 運命の2020年

 

実は、2020年には、省エネ計算が「義務化」される予定なのです。

しかし、それが「延期」の可能性も出てきているようだ。

あり得ないのが、なんちゃって省エネ計算のようなものをやればいいとかなっていきそうな感じなのである。

マジでふざけんなよって感じです。

誰の為の家を造ってるんだ?って感じです。

 

なんでそんな楽な方へ向かおうとするのかというとね・・・

省エネ計算をした事と無い人たちが、そんな義務化されたら、家づくり出来ない人も出てくるし、確認申請時に、審査の人が「とても大変」となるからです。

 

だからね、日本の家づくりというのは、「住まい手を守る」「住まい手に最高のものを提供する」というのではなく、

「役人やプロたちを守る」という所が根源なのですよ。

 

もうね、省エネ計算くらい面倒だとか、大変って言う人は、本気で家づくりやめろや!って思います。

日本の為です。

住まい手の為です。

しつこいようですけど、何回も叫びます。

 

家づくりという仕事は、そこに住む家族の未来を守る為にするものです。

 

確認申請を早く下ろすとか、楽にするとか・・・

自分達の数日先の未来しか見えない人たちは、本気で家づくりに係わらないでいただきたい。

 

家づくりは50年、60年以上生きた木の「転生」です。

だから、家としても同じ年月以上、最低でも生きなければならないのです。

 

「家を買う」
何に惹かれていますか?

自分達の未来

子どもたちの未来

孫たちの未来

その後世の未来・・・

 

それらを守ってくれる家なのではないでしょうか?

2018年09月03日