良い家のつくり方

今日は、いつもと同じような話になりますが、お付き合いください。

家づくりをはじめると、まずネット検索をすると思います。

僕は、分からない事をネット検索する事を否定しているわけではありませんので、そこら辺は誤解のないように。

否定をしたいのは、例えば私の話やQ1.0住宅についてのデメリットを必死に探そうとする行為です。

これだけQ1.0住宅の素晴らしさ、ハウスメーカーの家は寒いというのをこのHPで発信しているのですが、それを素直に信じないというものを、否定したいという感じです。

ラファエル設計のHPに飛んでくる方の検索は、

直近ですと

「素敵な家づくり」

「高断熱住宅」

「低燃費住宅 デメリット」

「栃木県の寒さ」

「宇都宮 ダブル断熱」

「高気密高断熱 栃木」

「仮面ライダービルド つまらない」

って感じです。

 

皆さんは、家づくりに失敗したくないと思いますか?

それは、どのような失敗の事を指しますか?

 

家づくりはね・・・

誰もが、最高の家づくりを望んでいるのだと思うのですよ。

凄くいい家にしたい!って誰もが思い描くと思うのですよ。

 

でもね、家づくりって、多くの人が心配している事だと思うのが、

「欠陥住宅のようなものを作られたらこまる」

「騙されないようにしなくちゃ」

「出来る限り値切って、安くやってもらろう」

「ハウスメーカーなら心配ないかな?」

こんな事だと思います。

 

ハッキリいいます。

それらは、いい家をつくるための知識や準備ではありません。

 

業者に言いくるめられないようにしなくちゃとか、そういった心配を軽減する為に、ネットで検索している時点で、ハッキリ言って時間の無駄ですし、
自分しか信用できない家づくりのスタート地点に立っています。

 

僕は、皆さんに、出来る限りいい家を建てて欲しいと思い、このHPを造っています。

有料セミナーで話が出来るくらいの事も、書いています。

 

今の時代、『欠陥住宅』ってどんなのだと思います?

昔のように、ビー玉転がるようなレベルのものは、ある程度の会社なら、そんな家は造りません。

じゃあなにか?

『温熱欠陥住宅』ですよ。

日本の95%は温熱欠陥住宅だと思います。

 

省エネ基準が、当初よりも少し違った方向で義務化になりましたが、それは、

「施主への性能値の説明を義務化」

です。

つまり、日射取得とか関係なく、UA値が良ければ、「極暖の家」とか
「冬暖かい・夏涼しい家」とか、宣伝出来ちゃうんですよ。

 

先日も、外注で室温シミュレーションしましたが、heat20のG2グレードという、少し温熱に興味を持った人は、大抵目指すであろう、最高等級の性能値です。

でもね、これまた勘違いしているのがG2は、その数値をクリアしたからと言って、暖かくなるという数値じゃないのですよ。

あくまでも、性能の基準値であり、日射取得や日射カットをしなければ、13℃以下になりますよ!って基準なのですよ。

こういった事も知らずに、G2をクリア出来たら暖かいと普通に思っている人が、とても多いのではないだろうか?

黄色い暖かい方がラファエル設計のQ1.0住宅。
青くて極寒の寒さなのが、ハウスメーカーの家。

 

両者無暖房ですけど、青い方は、子どもや自分の健康も危ぶまれます。

青い方は、省エネ基準クリアですので、これから契約時

「貴方の家は、省エネ基準をクリアしています」

という説明を受けるのです。

当然、「暖かい」というイメージを持ちますよね。

 

ですが、無暖房で2階なんて、↓こんなですよ。

 

Q1.0住宅で、このように室温シミュレーションしたら無暖房で↓こうですよ。

 

「良い家」という定義は、人によって違うかもしれません。

ですが、無暖房で暖かい家をつくっている会社は、全国で5%くらいだそうです。

つまり、栃木に高断熱は必要か?というのを、近所の工務店や設計士にきいたら、95%側の方が多いわけですから、家の値段だけ見たら高くなるQ1.0住宅は、不要という結論が出るのが、ネットでも同じ事です。

 

家づくりは、クックパッドや食べろぐで検索して、料理したり食事したりする感覚ではないのですよ。

良い家をつくりたいなら、値引きを大量にしてきたり、何かをプレゼントしてくる会社に惹かれるのではなく、
しっかりと温熱計算をして、ほんとうに暖かい家をつくっている会社に依頼すべきです。

だってさ・・・

冬暖かい家をつくるのって、これが本当の住まい手の事を考えた家づくりじゃないですか?

安さ勝負の家づくりや、ハウスメーカーの家づくりにも、職人さんがいるわけですが、少なからず、脅されて仕事しているはずです。

工事中に見学したいと言ったら、ほとんど断られたりするんじゃないですか?

 

本当にいい家とは何なのか?

 

よ~く考える事が、良い家を手に入れる為の下準備だと思いますよ。

2019年05月15日