あの家を見ちゃうと・・・

本日は、埼玉の熊谷でセミナーがありました。

今、埼玉で、一般ユーザーに対して、最高の断熱リフォームを提案していくプロジェクトが、内々で進行しています。

その醍醐味は、ラファエル設計の行う室温シミュレーションです。

まあ、そんな会議の一部であるセミナーだったのですが、今日の話はそれよりも懇親会でのお話です。

 

ブログでも書いているQ1.0住宅粟野には、県外から同業者の人達が多数見学にきています。

その見学に来た人との一緒だったのですが、自分の家の設計をラファエル設計にお願いしたいというのだ。

 

知らぬが仏とはよく言ったもので・・・

ハウスメーカーの家づくりしか知らない人は、Q1.0住宅の存在も知らないし、

一条工務店が最高と思っている人は、今Q1.0住宅粟野を建ててくれている大工さんの方が最高だという事は知らないのだ。

というより、それはラファエル設計に依頼するか、そもそも大工さんを知らないと出逢えないものだ(笑)

 

今回、設計を依頼したと言ってくださった方は埼玉の方なので、基本的に工事は対応不可能。

新住協のマスター会員さんで、大先輩たちは、基本的に1年とか2年待ちで予約が埋まっている。

同業者がQ1.0粟野を見て、設計と大工さん、同じコンビで家を作ってもらいたいという話が出たのは3回目である。

実際に他2人は、家の予定はないので、具体的に話があったのはこれが初めてである。


「あの家を見ちゃうと・・・」

ってゆ~のは、Q1.0住宅粟野の凄さを知ってしまったので、
他に頼む選択肢はないという事だそうだ。

 

自慢じゃないが・・・

本当にすごいんですよ!

Q1.0住宅レベル3というのは。
※レベル4が最高

一応解説しますが・・・

レベル3というのは、次世代省エネ基準の暖房エネルギー使用が100%とした時、80%OFFの20%以下でしか使用されないという、本物の省エネ住宅(エコハウス)です。

今回は16%なので、84%OFFという事になります。

その為、年間の暖房エネルギーは、条件によりますが・・・

暖房¥11,340円

冷房¥3,465円

で合計¥14,805円で済む性能となっています。

 

Q1.0住宅の解説
現行の次世代省エネ基準の家を、家じゅう冷暖房した時の消費エネルギーが100%と基準にした場合、40%以下の消費エネルギーで家じゅう暖房出来る家が、Q1.0住宅の定義となります。

ちなみに・・・
40%以下がQ1.0住宅level1
30%以下がQ1.0住宅level2
20%以下がQ1.0住宅level3
10%以下がQ1.0住宅level4
となっています。

level4が、暖冷房費ほぼ¥0円に近くなります。
つまり・・・
現行の次世代省エネ基準よりも、エネルギーを
60%以上削減がQ1.0住宅level1
70%以上削減がQ1.0住宅level2
80%以上削減がQ1.0住宅level3
90%以上削減がQ1.0住宅level4

という事になります。

ラファエル設計は、全棟Q1.0住宅を100%掲げています。

新住協のトップである鎌田先生も、それを望んでいらっしゃる。

 

何十年もかけて蓄積された技術・工法を、僕たちが受け継いで、行かなくてはならないと思っているので、Q1.0住宅以外は頼まれてもつくらないんです。

だって、それは僕の為、新住協の為ではなく・・・

「住まい手の為」

に他ならないからですよ。

 

正直に言います。

僕の設計は、あらゆる想定をした上で間取りや動線を考えますので、考えるのが面倒な人は、結構大変だと思います(笑)

僕からの質問責めに耐えて見せる!
僕のあふれ出る考えをその都度すくい上げてくれる、拾ってくれる人じゃないと、とっても大変です(笑)

それくらいの覚悟をもって、設計依頼してください(笑)

 

今、実施設計進めているお宅は、

プランAから始まり・・・

プランRまで行きましたから(笑)

プランR-2とかR-3とかもあるんですけどね(笑)

 

もう、そうなると、他のプランの選択肢が良いのでは?という考えがなくなってきます。

 

まあ、そんな話の具体的な内容は、来社してくださった時に詳しく話をしているのですけどね・・・。

 

僕は以前こんな事を言われた事があります。

 

「家は出来ちゃえば、何処が建てたって、同じでしょ?」

 

「同じ」という所がどんな所なんですかね?

『家』という括りで言えば、同じです。

 

でもそれは、フェラーリと軽自動車が『同じ車でしょ?』

と言っているのと変わりありませんよね。

 

花火職人が作る花火と、コンビニで売っている花火・・・

『同じ花火ですか?』

 

花火大会といって、コンビニで売っている花火を10個くらいづつ、1万発河川敷で着火したら、見に来ます?(笑)

線香花火とか、100人で同時に付けるのが花火大会だったら、どうします?

すげ~シュールで面白いかもしれませんが、数秒で終わります(笑)

 

人は、打ちあがる花火を見たくて、花火大会を見に行くわけです。

花火職人が、試行錯誤して、打ちあがった花火を想像して作るわけですよね。

 

職人が作る花火だって、誰が作っても一緒にはならないですよね。

仮面ライダーだって、脚本家がそれぞれ違います。

ライダーを設計する人、そのライダーを物語で活かす人、

それらがベストマッチすると、最高傑作になる。

 

「あの家を見ちゃうと・・・」

というのは、その人の中で、最高のものを知ってしまったわけです。

 

これは「仮面ライダー龍騎を見ちゃうと・・・」

他のライダーが龍騎より面白いかどうかという選定基準になる。

 

まあ、そんな感じですが・・・

ハウスメーカーの家づくりが凄いのではなく・・・
Q1.0住宅を建てている大工さんの凄さというのも、知ってもらいたいと思っています。

2019年06月06日