周りの人達がドキドキ

一級建築士の結果発表から3日が経ちましたが、発表後に初めて連絡くださる方、以前勤めていた設計事務所自体にお世話になった東武建設の方、メール相談の方・・・

「おめでとうございます」

のメールや電話がまだ続いております。

 

ブログを読んでくださっている方々は、結果発表に何故かドキドキしているようで・・・(笑)

 

周りの人達からは、「これからもっと仕事が舞い込んでくるかもね!」

とか

「1級建築士という事で、仕事を頼みたいという人も増えるんじゃない?」

という感じの言葉をいただきますが・・・

 

正直・・・

 

「一級建築士」という肩書で家づくりをしてくれる設計士を探している人の依頼は受けたくないという想いが、今も昔も強いですね。

 

一級建築士と二級建築士では、単純に設計&監理ができる規模が違うだけであって、勿論知識なども差はあるかもしれないが、木造住宅を造る上では、大規模建築を設計している1級建築士よりも、木造建築士の方が「住宅」とか「木」に対しては詳しいだろう。

 

1級建築士と2級建築士・・・

どちらに設計してもらいたいか?

といえば、そりゃ1級建築士と言いたいのはわかる。

 

でも・・・

それは、あくまで、貴方が勝手に膨らましたイメージでしかない。

 

例えば冷凍食品のパスタは、パッケージはとても美味しそうだが、中身はとても貧弱な感じ。

 

お店で食べるやつだって、同じだったりする。

〇ッテリア

絶品

チーズ チーズ チーズ

美味そう・・・
(;´Д`)

 

でも・・・

んん!?

何かが飛び出してきそうなフォルムだぜ。

 

裏側・・・

んんんんっ!?

 

写真違いすぎ(笑)

 

これは、勝手に僕がとてつもなく美味しいものを想像したけど、出てきたものが違い過ぎて、「美味しそう!」というイメージが吹き飛んだ例。

 

次は、新幹線に乗る前の軽食

〇ックカフェ

サラダドッグ美味そうじゃん!!

 

 

 

で、出てきたものがこれ

サツマイモ焼いた後みてぇじゃね~かよ・・・

焼いたサツマイモにソーセージとコールスローを埋め込んだみたいなフォルムだぜ。

 

この焦げたものを出すのね?お姉さん・・・

と思いましたけど、時間も無かったので仕方なく食べました。

 

お味は・・・

勿論焦げの味でしたよ。

 

ハイ次・・・

大好きなエビフライ。

 

スーパーでこんなの見つける。

 

おお~~!

特大 プリッ!

だってさ!

 

早速買って揚げて見る

おお~~~美味そう!!

 

ここで・・・

 

衣厚チェ~~~~ック!!

 

え!?

 

たまたまだろう・・・

納得のボリューム 特大 プリッ!

だもんね!!

 

もう一度調査・・・

 

・・・

 

 

 

納得のボリュームだと!?

小指くらいの太さしかね~だろ!(笑)

明らかにパッケージ画像の海老の衣、薄いし。

 

取り除いた衣で、もう2本くらいは「見た目エビフライ」が完成しそうだぜ。

 

はい・・・

つまり、

これらは、「一級建築士」を選びたくなるのと同じような衝動で、お金を支払ったのですが、出てきたものが写真と違い過ぎて、詐欺みたいなもんですよ。

 

 

あれ!?

何かに似てませんか?

 

 

表(入口)は、とても凄そうな事を掲げていて・・・

 

裏側は、エアコンの室外機沢山で、こんなにエアコン稼働しないと暖かくも涼しくもならない家たち。

 

一級建築士の人が設計しようと、HMでの家づくりはこのように室外機だらけの夏灼熱地獄の、冬は南極のような寒さの家が出来上がるわけです。

 

このようなブログを書いちゃうことにも、お客様は

「大丈夫なのか?」

とドキドキしちゃうようですが。

 

つまり・・・

1級建築士に設計してもらいたいと考える人は、

結婚する相手の「容姿」しか判断出来ないのと同じ事です。

家の裏側=「性格」みたいなもんです。

 

 

僕が設計をする理由は、住まい手が僕の存在理由を示してくれるから。

シミュレーションを屈指して、「暖かい家」を求める人は・・・

今まで・・・

「2級建築士のラファエルさん」ではなく・・・

「暖かい家を設計してくれるラファエル」さんを選んでくださいました。

1級建築士のラファエルさんになったとしても、

そこには、設計する意義がない。

暖かい家を造る事に、資格は関係ないからだ。

 

資格や住宅メーカーのブランド力みたいなものにとらわれている人は、本質を見抜けない。

つまり、高いお金を出して、クッソ高い住宅ローンを組むことになるのである。

 

今日のブログは、飲食店から苦情がきそうで、僕がドキドキである・・・

2020年02月08日