ノムさん(野村克也 監督)の死因

何て言うか・・・悲報でしかありませんでした。

野村監督の悲報は、本日の夜に知りました。

『虚血性心不全』

との事で、野村沙知代さんと同じとの事。

 

何でも、お風呂場で発見されたようです。

 

つまりこれは「ヒートショック」が原因というか、可能性として高いと思われます。

 

実は、本日、急きょ家づくりの相談者2名が来社しまして・・・

栃木県はヒートショックなどによる、家の中での冬の死亡率が日本一という話をしたばかりでした。

 

ヒートショックについて、改めてお話しておきましょう。

 

初めに、入浴をしようと思い立った時から、人は3度、死の確率が高くなる場面を毎回迎えます。

 

では、下記でそれらを解説します。

 

一度は耳にした事があるであろう「ヒートショック」(point3)
急激な温度変化が体に及ぼす影響のこと。

よく聞くのが入浴時の事故ですよね。
ヒートショックの状態
寒さの厳しい季節、脱衣室からお風呂に入る時など急激な温度変化によって血圧が急激に上昇したり下降したり脈拍が早くなったりする状態。

お風呂場で、残念ながらお亡くなりになられる方の多くはヒートショックが原因だったりします。

お風呂場での死亡という統計での人数が出てますが、これは救急隊が駆け付けた時に亡くなっていた場合であり、救急搬送された後に病院で亡くなった人はカウントされていませんので、ヒートショックが原因で亡くなるリスクは非常に高いもので恐ろしいです。 低温による死亡者数は推測すると、年間12万人になるようです。
実は心臓にもかなりの負担がかかっている
室温変化により、人の体は一定の体温を保とうとするために、血管が急激に収縮して血圧や脈拍の変動が起きてしまうわけですね。
ヒートショックは心筋梗塞脳血管障害などを引き起こす可能性のある危険な状態と言えるのです。
入浴には3つの危険が潜んでいる
実は、入浴時には3回危険性が潜んでいるのです。
①温度変化
②緊張からの解放
③姿勢変化(出典:もっとモックセミナー2017春資料)

【第一の危険】~温度変化~ リビングから廊下・脱衣所・風呂洗い場
『温度差』
【第二の危険】~緊張からの解放~ 浴槽
寒い部屋から熱いお湯に入った時の
『お風呂に入った時の失神』
【第三の危険】~姿勢変化~ 風呂洗い場
低い湯船から立ち上がった時の
『立ちくらみなど』
心拍数のデータ
近畿大学岩前教授の研究によると・・・

とある84歳の人の心拍数のデータを24時間4秒ごとに取ったようですが、普段、心拍数が60ちょっとの心拍がお風呂(入浴)では120にまで上がったようです!
2倍ですよ!全力疾走したくらいの心拍ですよΣ( ̄ロ ̄lll)
こうして考えると・・・夏の暑さによる死亡リスクよりも 冬の寒さによる死亡リスクの方が大きい という事ですね。

 

はい、こんな感じです。

ノムさんは享年85歳。

上記の「心拍数データ」ではこう書いてありますね。

『84歳の人の心拍数のデータを24時間4秒ごとに取ったようですが、普段、心拍数が60ちょっとの心拍がお風呂(入浴)では120にまで上がったようです!』


つまり、冬の寒さというのは、入浴の際には死と隣り合わせのものなのです。

 

極論なのですが・・・

例えば・・・

とても大切な人の命を500万で救えるとしたら、どう考えますか?

 

例えば・・・

ヒートショックの確率が低くなるけど、500万高いQ1.0住宅と
ヒートショックの確率が激高いけど、Q1.0住宅よりも500万安いローコスト温熱欠陥殺人住宅・・・

35年変動金利ローンなら、月々15000円くらいの増額。

 

貴方なら、どちらを建てますか?

 

貴方が子を持つ親である場合・・・

子どもにどちらの家を遺したいと思いますか?

 

貴方が孫を持つ場合・・・

孫と子どもに、どちらの家を遺したいと思いますか?

 

 

我が子が寒い格好をしていた場合・・・
赤ちゃんが寒い格好をしていた場合・・・

外が寒い時、子どもに暖かい格好をさせて出かけるのが当たり前なのに・・・

何故、暖かい家を建てようと、必死で思わないのですかね?

 

家の中でもフリースなどを着なくてはいけないのは、何故ですかね?

 

人間だけでなく、家だって、暖かい断熱・気密を高くしてほしいと思っていますよ。

 

500万高いというQ1.0住宅・・・。

その500万と、自分の命を対価とした場合・・・

 

自分の命はそれだけの値段なのですか?

 

例えば、自分の両親たちを看取る時・・・

冬は暖かい家で、

夏は涼しい家で、

 

安らかに天国へ旅立ってもらえたら・・・

 

もし、仮に自分が死ぬ立場なら・・・

 

自分を看取ってくれる家族がいてもいなくても・・・

 

最期は、家の快適さに感謝して、気持ちよく旅立ちたいと思うのだと・・・

 

思う今日この頃です。

2020年02月11日