卒業ソングと言えば?

皆さんの卒業ソングと言えばなんですか?

 

僕はね~~・・・

 

「Teenage~卒業~ 」

「lost graduation」

です。

 

誰の歌!?

 

ってなるよね?

 

Raphaelですよ!!(笑)

 

「Teenage~卒業~ 」の曲を作った今は亡き華月はHPでこう述べている。


続ける事の大切さ、「lost~」で書き切れなかった部分、卒業の素晴らしさを描いている。
 どんなに苦しくても続ける事逃げない事
卒業はその喜びに全ての苦しみを忘れさせてくれる。
輝く未来を与えてくれる。
 ちょっとくらい苦しくたってつまらなくたってすぐに「やめる」という言葉を口走らないでほしい。ファンレター等でよく見るが悲しい気持ちになる。想いは伝わってないのかな、、。学校は人生に親切に用意された3段階の受け皿なのだ。
 
小、中学校では生きるにあたっての一般常識と集団生活というものを教えてくれる。そこで揺るぎない夢が見つかり、それにその先の教育期間が不必要、又は遠回りなものになるのならその先へ進む必要はない。義務教育以降の教育期間の途中でそうなったらなら中退すべきだろう。しかし、それにはやはり説得力を身につける必要がある。そして、ただ何もなしに「つらい」「つまんない」との理由で学校を退めるのは絶対よくない。自分にとって。
 例えば仮に退めたとしてその数カ月後、揺るぎない夢が見つかったとする。そしてその夢には大卒の資格が必要だったとする。そうなったらその人の人生終わりだ。後戻りは出来ない。中退という文字は君に人生に消える事なく刻まれ、その人の評価となる。
 まぁ何より恐いのが退めた後に見つかった夢に資格が必要だった場合だ。その為に、人は学校へ行く。学校は勉強をするところではない。勉強など暇つぶしに過ぎない。やりたい事、将来の道をさがす場所なのだ。見つかる早さは人それぞれだ。一概に早く見つかった人が幸せとは言えない。早く見つかったなら早く見つかったなりの苦しみがある。総体的な人の持つ数値はみな同じなのだ。人のものは羨ましく見える。
 そう考えてみれば学校、教育機関というものは将来が早く見つからない人の為に三段階も親切に用意してくれた受け皿と理解出来るだろう。
 日本に生まれた以上学歴社会。本当に自分がやりたいのだったらくるしくないだろう。
 もう一度考えてほしい。このアルバムが考えるひとつのキッカケになったらな、と思います。


 

 

lost~」というのは・・・

lost graduation

です。

実は、graduationってのは「卒業」という意味です。

 

Raphaelの書籍

「graduation[天使論序説] 」

でこう述べている。


「卒業式か。みんな、もし高校続けてたら、この春卒業式だったんだもんね」

「そう。だから"lost graduation"もこの時期までリリースしないできたし、ライブも『卒業』ってタイトルをつけて、ひとつの区切りにしようとしてるんです。ま、YUKIくんとかは"卒業式なんていらない"なんて言ってますけどね」


 

 

で、華月はこうも言っている。
(一部抜粋)


『卒業』っていうのは、たんに学校とか学生生活が終わるってだけの意味じゃない。

ある意味の進化であり、出逢いであり、別れであり・・・。


 

で、その曲たちが収録されたアルバムというのがこちら。

 

 

つまり・・・

これまでの話を要約すると・・・

Raphaelの皆は、高校を中退したわけです。

 

卒業式って・・・

入学したけど中退した人、最後まで在籍出来た人

2パターンあるわけですよね。

 

それぞれの人に向けた曲なのです。

つまり・・・

高校を卒業出来なかった人への「卒業ソング」ってあまり無いですよね。

 

lost graduation
『光り』…それは1曲の歌から始まった。それが「lost graduation」である…。
蒼の邂逅~story of lost graduation~で華月はそう語っている。


ここで語られている事を掻い摘んで話をしますね!

ピンクにした髪や口ピアスなどで兎に角目立っていて、男友達は出来なかったけど、女友達は出来た。
男子グループの話は暴走族やらバイクの話ばかりでそこには入っていきたいという気持ちもなかった。
そのうち、物珍しさから女子から話しかけられるようになり、自然と華月の周りには人があつまり、それを一人の華月に対する優しさを解釈して、いつしか「絆」と思うようになった。
しかし、華月が徐々に学校に行かなくなると、その絆は「不信感」へ変わっていったという。
華月は、居候生活をしていて、実家には戻れない、お金が無い事など、華月の全てを知っていたらしい。
華月は、女子たちとの間に本物の「絆」を信じていたけど、それは女子たちにとっては本物ではなく「形式美」だったと感じた。

学校へ行かなくなった華月との唯一の接点は携帯電話だったけど、電話を掛けるのは華月の方で、女子たちからの電話が鳴る事は無かった。

華月は、女子たちとの間に「絆」を見出してから一人が怖くなっていた。
鳴らない電話を毎晩待ち続けても、なる事は無く、華月からかけた所で会話はどれも同じだった。

「ちゃんと食べてるの?」という心配がまずでるけど、心配しているなら何故電話の1本もよこさない?
そう思ったようだ。

たまに学校へ行っても、「大丈夫?また痩せてない?」という心配をしてくれるのと、電話を掛けてくれないという想いにより、学校での「心配」は軽々しく思えて、華月を傷つけた。

女子たちにとって、華月は「友達の多さ」という単なるステータスによる頭数の1人と認識する。
「友達」という既成事実さえ成立してしまえば、その中身などどうでもいいものだった。

そこで華月は人間不信に陥る。

理解ってた。でも夢見た。理解りくなかったから。高校1年3学期最後の終業式、華月の卒業式だった。

そこで、華月は登校時間よりもかなり早めに登校し、校舎を一周して、色んな想いを抱いた。
華月は、本来在るべき姿としての学校をとても美しいものと思っていたけど、女子たちにとっては、普通の終業式で、華月にとっては最後の登校という頭がなかったようだ。

何故なら、その日も女子たちとの会話は「ちゃんと食べてた?」で始まったからだ。
「最後なのに」という想いの中、それに深い悲しみを抱く。
何処までも沈んだ。

憧れた情景は叶わないまま時は過ぎ去り、自分の弱さを知る。
その絶望の中、ある「気づき」に出逢い、そこで「光」を手に入れる。

深い絶望の中でしかない「弱さを知るからこその強さがある」という「光」は悲しみの体験によるもので、その体験は、未来へ繋がるための意味のあるものだったと・・・
そして、この世の全てに意味のないものなどない。全ては未来へ繋がっていることというものに気づいた。
華月は絶望の底を観て、弱さを知って、それが「強さ」になり、これらを「華月が変えたい」と決意し、帰り道、花屋で華月の好きな白い花を一輪買い、その花は強く「純粋」を感じる花だった。
その花が華月にとっての卒業の花だった。
永遠に枯れる事のなり、華月だけの「純粋」であり、華月の胸で奇麗に咲き、育てていたようだ。

『光り』…それは1曲の歌から始まった。それが「lost graduation」である…。
今、こうして華月について振り返っていると、色々と激しく共感できる部分が多い事に気が付いた。
Teenage~卒業~
一度始めた事を最後まで続けるのは大切だというメッセージが込められています。日本武道館の映像ですね。

基本、これらを16歳くらいで作詞作曲しているという凄さ。

 

おまけに、Raphaelの大好きな曲をご紹介しておきます(笑)

夢より素敵な
ラファエル設計の家づくりのコンセプト
「夢より素敵な家づくり」
にもなっている言葉です。

僕の結婚式の入場曲にもした曲です。
Evergreen
華月談によると、青春のガムシャラさを出したかったみたいで、本当にリアルタイムの19歳の華月の歌詞のようで、青春=学生時代みたいな書き方をしているけど、心の中はいつまでも変わらない素敵な大人になることによって、青春っていうものを永遠にする事ができるんだと、難しいけども思っていたようです。そして、何年後かの自分が今の自分を見てもこの瞬間が青春なんじゃないかなと思っていたみたいですね。

夏をイメージした曲ですね。
花咲く命ある限り
大学1年生の時でしたね。
これがデビュー曲。
稲妻に打たれたかの如く、一瞬にして虜になった曲です。

“本当に正しいと思えば貫きなさい”っていうメッセージ性があり、主人公(僕)=聴く人・・・つまり自分に置き換えて聞いて欲しいみたいです。
アナタ=Raphael
のようです。
promise
髪型とか口ピアスとか、真似したな~(笑)

冬に完成したから冬のイメージの曲のようです。
eternal wish ~届かぬ君へ~
この時のメイクはちょっと好きではない(笑)

この曲はバンド結成して初めに出来た曲なんですよね~。
症状3. XXX症
ダウン症のことを指している曲です。
華月の母親のお兄ちゃんが知的障害で、学習障害だったようで、小中学校の頃、酷い人では大人になっても、身体障害者の人達を見て笑う人ってどういうことなのかなという事を思っていたようだ。
人間のトータル的数値は誰でも同じで、彼ら(障害者の人達)には欠落している部分もあるけど、僕らに欠落しているものを彼らは持っていると思うと華月は言っている。「完全なノンフィクション」のようですね。
人間に点数付けられるとしたら、欠落している部分があっても数字はみんな同じですよって事を、ポジティブな考えで歌っているみたいです。

ダウン症の子を産もうとしている親御さん、
現在いじめられている人・・・
そんな状況の中、頑張っている人たちに勇気をくれる曲だと思います。

歌詞の一部抜粋↓
・生まれ持った不平等
・目に映る不平等、それは目に見えないequality(平等)
・どこにもないでしょう?あなたの素晴らしさ
・生まれてきた君たちに優劣などはない
・誰もが誰にもない素晴らしさもっている
秋風の狂詩曲
この曲は発表と共に「華月の死」を知り、もの凄くショックを受けたものでもありました。
華月の作る曲は、20年以上経っても色褪せず、まさに不滅の名曲として残りまくっている。
今でも思います。そんな華月が今も生きていたら、大人になり、どんな曲を書いたのだろうか?と。

秋をイメージした曲です。

 

まあ、こんな感じで、今回はRaphael設計の名前の由来にもなっている伝説のバンドを少し紹介させていただきました(笑)

Raphaelというバンドは・・・

1999年にメジャーデビューして2000年3月4日に日本武道館でワンマンライブを行ったという・・・
しかも高校生の年齢という伝説。
未だにこの記録は破られていないのかな?

 

その武道館こそが、本来高校卒業の時だったので、卒業式ライブ
「Teenage~卒業~ 」
という感じだったというわけです。

 

基本的に、この年代というか・・・90年代というのかな。

この頃のヴィジュアル系のクオリティを超える年代は、今の所ないように思います。

2020年03月15日