続けることの大切さ

昨日、Raphaelの華月の人間性、そして華月の作った曲たちの紹介をする中で、

「続ける事の大切さ」

「どんなに苦しくても続ける事、逃げない事」

それが「Teenage~卒業~ 」という楽曲だとお伝えしました。

 

今日は、その華月の思いと、僕の思いを重ね合わせるような形でお話したいと思います。

 

まあ・・・

僕の人生において

「続ける事の大切さ」
「どんなに苦しくても続ける事、逃げない事」

というのは・・・

 

1級建築士を目指す事、

そして・・・

不妊治療の話が、僕の人生の中では最も困難なことだったと言える。

 

「Teenage~卒業~ 」は10代の・・・

って感じだけど、僕の場合は

 

「30s age~卒業~」

って感じだよね(笑)

 

1級建築士の合格発表から1か月が経ち、その間会ってなかった人からは

「合格おめでとうございます」

と言っていただける。

 

同業者には、1級は途中であきらめたという人も沢山いますし、

「私は途中であきらめたから」

と告白してくる方も実際にいます。

 

僕はまあ・・・

14年ですよ(笑)

よくもまあ、そんなにやってたもんです。


「続ける事の大切さ」
「どんなに苦しくても続ける事、逃げない事」

というのは、大学の時に華月の話で知っていて、いつしか華月が言っていた言葉というのも忘れていたというか、単に華月の言葉という意識をしなくなっていただけなんだけど・・・

華月が遺してくれた言葉に僕は学び、そして助けられたことになる。

 

14年も試験勉強しているとさ・・・

職場の後輩などが先に1級合格とかしてさ、自分より全然年下の人達がどんどん合格していくわけですよ。

それってさ・・・

やっぱり「すげ~なー~~・・・何で自分は合格できないんだろう」って何度も思いましたよ。

本当にバカだなって。

なんでこんなに頭が悪いんだって。

何度も受験してりゃ、数打ちゃ当たる・・・みたいな感覚だったのかもしれないけど・・・

合格する人って、単純に記憶力とかの差もあったり、勉強の要領の良さだったりがあると思うけど・・・

単純に、自分よりも努力をしているって事なんすよね。

自分は結構努力したと思っても、他の人はもっとやってるんですよ。

 

「続けることの大切さ」

というのは、仕事もそうだけど・・・

「経験年数」の多さではないんですよね。

建築とか設計もさ・・・

コピペしてディテール描いているような年数が、どれだけ続くかという話とかあるわけです。

 

セミナーで私が登壇したあと、年配の方で、

「感銘を受けました!」

って言ってくる方もいますし、

断熱材メーカーの方で

「私は15年、何をやっていたのだと思い知らされました」

って方もいました。

 

つまり、その職業、勤め先で、何も考えずに経験年数だけ他の人より優れていて、能力ないのに、資格もないのに役職を与えられる人もいるわけです。

現場で職人さんたちに「先生」なんて無資格の人でも大手設計事務所に勤めていると言われたりするので、そこで大威張りしてたり、煽てられて、設計監理ではなく、お茶のみに言っているアホなやつもいる訳です。

僕は先生と言われるのも嫌いですし、不必要に煽てられるのも嫌いです。

「俺の名前は先生がなくて、神長なんだよ!」って思います(笑)

学校の教師や病院の医師は「先生」って感じだけどね(笑)

 

話戻すけど、1級建築士は、上位点数が良い人たちによって、学科の合格率が決まってくる。

前にも書いたけど、合格点まで1点というのは惜しくも何ともなくて、その1点の中には100人以上がいる訳です。

つまり・・・

その100人の人達を超えなきゃならないのです。

その100人の人達よりも努力しなきゃならないのです。

 

1点なんて、5教科のうち、まぐれでも何処か4択何だから正解していれば合格なのにね!って思うかもしれないけど、実はそうではない。

合格点に1点足りない点数を取った事に対しても、まぐれの1点というのは恐らく必ず存在するものなのだ。

つまり、まぐれの1点というものは、既に使っているのである。

 

だから、合格する為の1点というのは、他の人よりも圧倒的な努力によって、もぎ取った1点になるのだ。

 

2次試験の製図試験もそう。

努力というのは、単に図面を50枚描くとか、そういった事ではない。

合格する為に必要な事を学び、それを本番でしっかり実践する為の力を出せるようにする事が努力なのだと僕は思う。

不合格になった人たちは、決して努力をしていないわけでもないし、努力が足りないという事でもない。

ほんのちょっとのの工夫だったりするのだと思う。

 

下記は、製図に合格した今回やっていて、不合格だった時はなっていなかったもの。

製図勉強ノートってやつですね。

これは、製図の課題文に「空調設備は自由」と書かれた時に、きちんと自分で選定理由と特徴、必要なDS・PSのサイズなどを記述と図解が出来るように練習したものです。

他の分野に関しても、このようなものを作っていました。

例えば、屋上庭園の防水・漏水対策なんかは下記の右下の様な図で・・・

これは学校では習っていない図だったりを、自分の中で作成したものです。

学校の課題や宿題、仕事満載のなかで、こういった事が・・・

「どんなに苦しくても続ける事、逃げない事」

の延長だと思っています。

 

正直、不妊治療なんかは時の運というか、奇跡以外の何ものでもないですが・・・

自分の手で手繰り寄せる事が出来るもので、自分が目指すものがあるのならば、それは・・・

「どんなに苦しくても続ける事、逃げない事」

そして

「それを達成するまで続けよう」

という事ですよね。

 

出口の見えないトンネル状態の試験勉強を何年も続けたわけですが・・・

ようやく「光」を見つける事が出来たのです。

 

【弱かったり運が悪かったり、何も知らなかったとしても、それは何もやらない事のいいわけにはならない】

これは仮面ライダー電王での大好きな名言の1つです。

これについては、後日、語りたいと思います(笑)

2020年03月16日