『健康住宅の大きな勘違い』皆が知らない事
キレイな空気とは?アトピー等のアレルギー改善~
大きな勘違いしていませんか?
空気をキレイにする事で、アトピー改善に特化した設計をすることも可能です。
ダブル断熱仕様でも、子供のアトピーが良くなったとの報告もございます。
岩前篤教授の研究結果からも、栃木県でH4年前の低断熱の家から断熱グレード5(G5)レベルの高断熱住宅に住めば、アトピーは60%も改善されるとされています。
空気をキレイにするのは、ダイソンの空気清浄機やマイナスイオン発生器、自然素材ではありません。
断熱性の高さが空気をキレイにする土台なのです!
健康被害と改善率 | G5 断熱等級5 認定低炭素住宅 トップランナー基準 『しっかり断熱』 |
G4 断熱等級4 長期優良住宅 次世代省エネ基準 (H29年現在の省エネクリア基準) 『ちょっと断熱』 |
G3 断熱等級3 新省エネ基準H4年制定 『まあまあ断熱』 |
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健康改善(全体的に) | 85%の改善 | 69%の改善 | 65%の改善 |
アトピー性皮膚炎 | 60%の改善 | 45%の改善 | 35%の改善 |
気管支喘息 | 75%の改善 | 62%の改善 | 55%の改善 |
アレルギー性鼻炎 | 30%の改善 | 15%の改善 | 10%の改善 |
アレルギー性結膜炎 | 40%の改善 | 20%の改善 | 15%の改善 |
手足の冷え | 65%の改善 | 30%の改善 | 10%の改善 |
肌のかゆみ | 45%の改善 | 30%の改善 | 20%の改善 |
せき | 63%の改善 | 49%の改善 | 42%の改善 |
のどの痛み | 65%の改善 | 55%の改善 | 50%の改善 |
目のかゆみ | 40%の改善 | 25%の改善 | 20%の改善 |
家づくりを始めると必ず目にするであろう、「健康住宅」
そこでは「自然素材」「キレイな空気」「壁が呼吸」などの単語が出てきます。
「キレイな空気」というのは、自然素材だらけの家にすればキレイな空気になるか?
そうではありません。
カビやダニが発生しないような空気環境を本当の「キレイな空気」と言うのだと思っています。
たまに、ショールームなどで、自然素材の家と謳った家でも「カビ臭い」という方もいますし、僕自身もそう感じる時があります。
それは、壁の中で「内部結露」が起きている証拠です。
気密や断熱、通気なども大きく関係してきます。
バランスが必要なのです。
下記は健康と非常に大きな関りがあるのものです
(出典:近畿大学 岩前教授によるweb講義 健康な住まいと健康な暮らし)
- 空気
- ・ホルムアルデヒド
・VOC - 微生物
- ・カビ
・細菌
・虫
・ウィルス - 転倒・転落
- ・段差
・階段
- 騒音
- ・道路や周辺
・低周波 - その他
- ・地震
・暗さ
・乾燥
・PM2.5
・電磁波
・火事
これらが非常に悪影響を及ぼすものと考えられている訳です。
震災による影響で仮設住宅暮らしの方で、喘息の発症(疑いがある人も含めて)が一般住宅の2倍以上だったみたいですが・・・
主な原因は『ダニ』だったようですね。
喘息は、ダニとカビのアレルギーが原因で起きるのです。
これらは、自然素材にしたからと言って防げないです。
理由は下記でご説明します。
カビは何故起きるか?
(出典:「窓枠のカビ、気をつけて! 月1度エタノール消毒を」読売新聞(ヨミウリオンライン))
最近の住宅では窓ガラスに結露が起きるという事は昔に比べれば少ないと思います。
どちらかというと窓枠の下の方ほど、表面温度が低いので窓枠に結露が起きやすいと思います。
よく、勘違いしている人が多いのが「樹脂サッシなら結露しない」という事。
結露は「しない」のではなくて、「しにくい」のです。
断熱施工を間違えたり、屋根裏で断熱材を貫通して設備のダクトを通したりすると結露します。
家の中でも、暖かい部屋と寒い部屋を作るような環境を作ってしまうと、これもまた結露しやすくなります。
Q1.0住宅のような仕様であれば、朝方などに窓枠に若干の結露が起きたとしても、すぐ乾くので、上記画像の様に窓枠の下へ水滴が落ちるという現象は起きません。