Q1.0(キューワン)住宅川崎貝塚の完成内覧会
最近・・・
朝方まで仕事する事が多くてブログ更新停滞中・・・
Facebookの方が楽に投稿出来るので、そちらでUPしてばかりでした・・・。
今日もFacebookと被る所ありますが・・・
ブログは結構詳細です♪
今日は、西方里見先生の手がけたQ1.0(キューワン)住宅川崎貝塚の完成内覧会へ朝から一番乗りで行ってきました!!
施工は、株式会社あすなろ建築工房さん
西方先生とは、日本での断熱設計の第一人者のお方です。
断熱に関する著書もいくつか出版されています!
下記、西方設計HPより転記
ポイント
- コストバランスに優れた基本的な断熱仕様
- 2階の居間・食堂・キッチンなどのワンルームの南面は巾4.5間
高さ2,070mmの開口部全面ガラスのため、日射取得熱は大きく、暖房負荷は小さくなっている - 夏は長さが1,360mm(4尺5寸)の長い庇で日射遮蔽を行う
- 防火シャッターが設置されているので日射遮蔽に役立つように使い方を考えている
- 暖房負荷は国の基準の1/3.5でQ1住宅のレベル3に当たり、省エネルギー計画が上手に果たせた例
性能数値
UA値 | 0.436 W/m2K |
---|---|
Q値 | 1.294 W/m2K |
暖房負荷 | 7.86kWh/m2(18-18℃)、25.18kWh/m2(21-21℃) |
冷房負荷 (必須期間) |
14.89 kWh/m2(26-26℃) |
消費一次エネルギー (家電を含む) |
50,258MJ<基準住宅70,657MJ |
UA値 0.436 W/m2K
Q値 1.294 W/m2K
暖房負荷が国の基準の1/3.5という…
Q1.0住宅と呼ばれる設計の中でもレベル3、省エネルギー計画が素晴らしい住宅ということです!
西方先生とは先日「ドイツから木造パッシブハウスの未来」のセミナーでご一緒だったのですが、またすぐにお会い出来て光栄でした!
記念写真も(笑)
川崎は雨、そして少し寒い感じ!
9時30分くらいに家の中に入ったのですが…エアコンはOFFの状態。
上着着てると暑いくらいで、監督さんも西方先生も暑いと言って上着脱いでました♪
僕をはじめ、暑がりの人もいれば寒がりの人もいる。
上着一枚など、着衣量で調整出来る室内環境というのは、やはり誰もが「快適」と感じる空間だと思います。
そしてやっぱり、床と壁の表面温度が同じになると、足元の寒さを感じたりなど、全然局所不快感を感じませんよね♪
断熱が上手く出来ないと、キッチンの床表面温度とリビング側(ダイニング側)の床表面温度に結構違いが出るんですよね~(^^;)
でも流石!西方先生、Q1.0住宅!そんな事はありません♪
キッチン前床表面温度17.6℃
キッチン壁17.8℃
キッチン天井18.3℃
最近、新住協の現場勉強会などをはじめ、Q1.0住宅シリーズを体感してますが、やはり、エアコンOFFでも床、壁、天井の表面温度が、どこの部屋でも誤差がない。
窓付近の温度も同じ感じだった。
その他は画像なしで(笑)
- 1F玄関ホール
- 床表面温度:16.1℃
壁表面温度:16.9℃
天井表面温度:17.6℃ - 1Fトイレ
- 床表面温度:15.9℃
壁表面温度:16.4℃
天井表面温度:16.9℃ - 1F洋室
- 床表面温度:15.9℃
壁表面温度:16.1℃
天井表面温度:16.5℃ - 1F洗面所
- 床表面温度:15.4℃
壁表面温度:16.6℃
天井表面温度:16.5℃ - 2Fリビング
- 床表面温度:17.9℃
壁表面温度:18.1℃
天井表面温度:18.5℃ - 2Fトイレ
- 床表面温度:17.8℃
壁表面温度:17.9℃
天井表面温度:18.1℃ - 2F窓台
- 17.6℃
凄くムラのない室内空間と言えます!
上半身が暖かくて、下半身が寒い状況を「局所不快感」といいますが、局所不快感を感じるのは2℃より差が大きくなった時!
どこでも2℃以内な感じでした。
何で表面温度なんて測るの?って思うかもしれませんが・・・
部屋の寒さは室温ではなく、壁面温度で決まります!
窓付近にいなくても、床面が冷たいと足面はすごく寒く感じるし、冷たい壁の近くにいれば寒く感じると思います。
こういった事が、『昔の家は寒い』理由の一つです。
更には表面温度を知る事で「体感温度」を知る事が出来ます。
(表面温度+室温)÷2
で求められたものが「体感温度」となります♪
一時間以上滞在しましたが、局所的な寒さがないので、少し暑ければ着衣量で調整すればいい感じなので、家の中は非常に快適であった。
今回、環境体験も目的の1つでしたが、細部の納まりなどを勉強したい事もあり、西方先生著書の内容でちょっと疑問に思った事など、沢山質問に応えてくださり大変勉強になりました!ありがとうございました!
今回の外壁の工法はこれに載っている工法でもありました!
来場者の方に名刺交換お願いしてご挨拶してお話していた所・・・
最近買ったお気に入りのディテール集でもあり、これがあれば「建築知識」のディテール特集は全て不要だろと思った、
書籍のタイトルにもある優秀工務店の「田中工務店」さんであることが、話をしていく中で判明!
「僕!持ってます!!」みたいな(笑)
折角なので僕の中で「玄関」の納まりについてちょっと疑問に思っていた事を相談して無事解決♪
今回の見学も…
『心が躍り、心が滾(たぎ)る』
見学会となりました!