自然素材を希望してる方の多くが勘違いしてる事

  • こんにちは。Raphael設計(ラファエルセッケイ)所長の神長宏明です。見えるデザイン&見えないデザインに特化した家づくりをしている双子のパパです。超高断熱住宅『Q1.0(キューワン)住宅』を広めるべく、健康住宅について、日々勉強、研究しています。『夢より素敵な家』を贈ります。

 

本日は、自然素材を取り上げたいと思います。

自然素材を希望される方は最近とても多いように思います。

 

がしかし・・・

自然素材を希望してる方の多くが勘違いしています。
工務店などの家づくりのプロでさえ・・・

 

自然素材の内装にすればアトピーなどのアレルギーが良くなると思っていませんか?

 

↑でも詳しく説明していますが、改めて・・・。

 

空気をキレイにするのは、ダイソンの空気清浄機やマイナスイオン発生器、自然素材ではありません。

 

家のアレルギーについての勘違いを説明します。

 

勘違いその①自然素材
シックハウスは自然素材の家にしたからと言って改善されるわけではない。
持ち込み家具などにも注意しましょう!

近畿大学の岩前教授研究によると、震災による影響で仮設住宅暮らしの方で、喘息の発症(疑いがある人も含めて)が一般住宅の2倍以上だったみたいですが・・・
主な原因は『ダニ』だったようですね。

喘息は、ダニとカビのアレルギーが原因で起きるのです。

自然素材にしただけでキレイな空気になるというのは大きな間違いです。

気密や断熱設計が何より大切です。
勘違いその②自然素材&キレイな空気
自然素材=キレイな空気
ではないという事。
気密や断熱、通気などのバランスが重要。

気密や断熱を軽視した設計で自然素材の内装にしても、カビが発生します。

もし、壁が黒くなっていたら、それは外壁も内壁も「壁体内結露」を起こしている可能性が高いです。
勘違いその③結露
樹脂サッシでも結露します。
結露は「しない」のではなくて、「しにくい」のです。
結露が起きても垂れずに乾いてしまえば問題なし。
(出典:「窓枠のカビ、気をつけて! 月1度エタノール消毒を」読売新聞(ヨミウリオンライン))

壁の中で結露が起きる事を「壁体内結露」といいます。

 

如何ですか?

自然素材を売りにしている会社で、気密や断熱の知識がほとんど無いと思われる場合、その会社での家づくりは絶対にやめましょう。

自然素材と言えば強みになるとしか思っていない感じです(笑)

 

自然素材の家は本当に快適で、空気もキレイなのが分かります。

ラファエル設計は宇都宮でそんな素敵な家づくりを行っています。

 

自然素材の家づくりを検討している方でお悩みの方、問い合わせお待ちしております。

2017年06月19日