予算オーバー
家づくりにおいて、恐らく経験する事も多い「予算オーバー」
焦りますよね・・・(;´▽`A``
まあ・・・大抵取り合えず自分たちの希望がどれくらいになるか知りたい!って感じで、
- 住宅設備が超ハイグレード
- 全館空調&床暖房
- 全て自然素材
とかなると、かなりの確率で概算見積もりにとんでもない金額が出てきて、予算オーバーになる事が多いでしょう・・・
っていうか、そもそも・・・
「予算」ってどうやって決めましたか?
って話です。
もっと言うと・・・
何を根拠に決めましたか?
話のストーリーとして・・・
何となく・・・
2000万くらいの家建てよう!
と決めて
特に資金計画の打合せなどをせずに、
「2000万の家お願い!」
って、いざ概算見積もり出たら、付帯工事やら諸費用やら、知らなかった項目の金額が沢山出てきて、2700万!?
予算オーバーじゃないか!
おいおい!
2000万ってお願いしただろう!!
って怒る前に、↓を再確認。
「総額が2000万だったのか」
「家の本体価格が2000万だったのか」
「予算が2000万しか出せない、だったのか」
ここがポイントです。
このようなやり取りの場合、しっかりとヒヤリングできていない可能性が高いです。
家づくりに掛かる費用について、以前から作ってあるページを少しリニューアルしました!
↑上記では坪単価などの罠も詳しく記載しています。
取り合えず・・・
仮に2000万の家を依頼したとして・・・
こんな「資金計画書」が出てきたとします。
項目 | 備考 | 金額 |
---|---|---|
①建物工事費 | ¥20,000,000 | |
②付帯工事費 | 分水工事、水道メーター工事、地盤調査費、 外構、カーテン、浄化槽、地盤補強など |
¥3,000,000 |
③諸費用 |
建物登記費用、土地固定資産税、抵当権設定費、 ローン申込等の手数料、火災保険、保証料など |
¥1,500,000 |
④設計監理費 | 計画~実施設計~工事監理 構造設計費など |
¥2,400,000 |
⑤その他 | 地鎮祭や上棟式の費用、工事後に購入する照明や家具、引越し費用など | ¥200,000 |
家を建てるのに必要な合計 | ¥27,100,000 |
見積依頼先の工務店さんはしっかりと合わせてきてますし、設計士もそうなるような設計をしております。
まあ、どちらも正当性を主張すれば、どれも正しい事言ってるんですよ(笑)
ただね・・・
もし、依頼主であるお客様が2000万の家!
という依頼があったのであれば、その時に、資金計画書などを作成して、ザックリとした概算の総予算が、いくらになり、
そうすると、月々のローン返済はいくらになる?
という打合せをしないと、こう言った事が起こります。
なので、まずは!!
『資金計画書』を基に
自分たちが月々どのくらいの返済能力があるのかというシュミレーションである、
『返済計画』を立ててから、予算というものは考えるべきです。
全体を見ないで、建物本体工事費を後10万下げようか~とか・・・
これ、高いからやめとく?
みたいな事をいくらやっても、あまり意味がありません(笑)
例)
ローン返済計画(月々6万円台)
↓
総工費算出
↓
資金計画書①~⑤の割合を考える。(③の諸経費はどうにかなるものでもないので①と②と特に考える)
↓
間取などを考える(図面作成)
↓
見積依頼
↓
VE(減額)
↓
工事契約
っていうようなストーリーが非常に重要だと思います。
- 「予算」ってどうやって決めましたか?
- 何を根拠に決めましたか?
「ストーリーを考えて、予算を決めました♪」
ってなるのが理想です♪
ただね・・・
お客様のこれだけはこだわりたい!
っていうのがVE(減額)の所で大きく障害になったりもするので、ここをうまく乗り切れるかが、今後の付合いや完成した時の満足度を左右する結構大きなポイントだったります(笑)
お客様の意向をどれだけ取り入れらるか・・・
設計士の腕の見せ所だったりしますよね!
余談ですが・・・
ローン返済額を決める上で、今お住まいの光熱費をキチンとまとめておきましょう!
ローン返済額+光熱費・・・ではなく、
ローン返済額に光熱費も含めて、家の価値を決めた方がよいと思います♪
光熱費(電気代+ガス代)が月々平均2万円と払っているならば・・・
建築費用を400~500万くらいUP出来ると思います。(宇都宮での感覚になりますが・・・)
そして、光熱費の掛からないような高断熱住宅にして、太陽光載せれば、月々光熱費0円って事も可能になります。
パッシブエアコンとかの全館空調も余裕で導入出来るかもしれませんよ!
家の予算、2000万という金額の根拠を考えましょう!
2000万が高いか安いかではありません。
入居後に支払う「光熱費」も考えて月々の金額が高いか安いか判断しましょう!
家の予算について、再度しっかりと考えをまとめて見ましょう!