凄い国会質問!!もっと言ってくれ!

日本人として、最低限これは知っておかないといけないレベルです。
子供が産まれて、家族のために家を建てるなら必ず知っておかないとダメ過ぎるレベルです。

 

Facebookで何か素晴らしい投稿がシェアされてきましたので全文載せます。

 


希望の党 衆議院議員(希望の党)
柿沢 未途さんの投稿です。


これほど与野党の皆さんの反響の大きい国会質問も久しぶり。
でも、森友問題とかではありません。

世界に遅れた住宅の断熱・省エネ性能、夏は暑く冬は寒い、窓から熱を逃がしている日本の住まいは、ドイツなら違法建築のレベル。
アルミサッシ9割の日本の窓の常識は、世界の非常識。断熱性能はアルミサッシの1200倍、木製サッシの拡大で日本の住まいを変え、ひいては国産の間伐材の活用で森林林業地域に産業と雇用を生み出せる。

環境委員会。
こないだ見に行った、青森県十和田市の株式会社「日本の窓」の木製サッシ工場を紹介し、いかに住宅の省エネが日本が遅れているか、とりわけ熱の7割が逃げる窓の断熱性能が問題であり、現状、アルミサッシ9割に対して0.2%のシェアしかない木製サッシの普及拡大を訴えた。

ドイツから30年遅れ、同じ室温にするのに暖房エネルギーが6倍もかかる、日本のお寒い断熱性能。世界の国は建築にあたっての最低基準を設定しているのに、日本は「これ以下の断熱性能では建物は建てられない」という最低基準がそもそもない。

最低基準ではないが、改正省エネ基準というのがある。けれどもこれが世界で最も低いレベル。窓の断熱性能の目安は日本(東京地域)では4.65W/㎡K、ドイツは最低基準が1.3、米国やイギリスは1.8、そして韓国2.7、中国2.5、日本はお話にならないほどの低性能。各国なら家を建てられないレベルだ

熱を逃しやすく、世界では使われなくなったアルミサッシが、窓のシェア9割。既存住宅の8割以上が単板ガラスのアルミサッシ、先ほどの数値だと6.5W/㎡Kだ。世界最低の断熱性能で冷暖房エネルギーを無駄に浪費しているだけでなく、室内の寒暖差により入浴時にヒートショックを起こして脳卒中等で亡くなる方が1万9000人もいる。交通事故死者の4倍以上だ。

私達はこれで「日本は省エネ先進国」と思い込んでいるのだから痛々しい

主要先進国で最も遅れた改正省エネ基準を、やっと遅ればせながらそれでも2020年に最低基準として義務化する方針だったのだが、昨日の私の質問に対する答弁を聞いてみると、「まずは現状を把握して」とか、何やら怪しげな空気が漂っている。これさえ先送りしてしまったらそれこそ世界の物笑いの種になる。

政府はゼロエネルギー住宅みたいな先導的モデルの新築住宅に補助金を付けるのに一所懸命だが、日本で最も先進的なはずのゼロエネルギー住宅(ZEH)の断熱性能の基準でも、欧州の最低基準をクリアできていない。断熱性能が多少低くても設備や太陽光パネルの創エネでプラマイゼロになれば良いという発想で、欧州の考え方と根本的に違う。

これから日本は2030年代には3件に1件が空き家になるというのに、住宅ローン減税で優遇までして、新築住宅を毎年100万戸近くも建てまくっている。相続税対策でアパートが雨後のたけのこの如く粗製乱造されたりして、ロークオリティな住宅ストックが無用に積み上がるのを政策的に誘導しているようなものだ。

ドイツは総世帯数4000万に対して住宅ストック4000万戸、供給過剰が生じないよう、新築住宅は人口増加地域に限り、年18万戸ほどに抑制している。既存住宅の断熱リフォームに政策の重点を転換し、リーマンショック後の緊急経済対策でもまず実施したのは断熱リフォーム補助金の積み増しだったという。それにより地域の工務店の断熱リフォームの仕事が増えている。

全体で1%の省エネが実現できるなら、日本だと化石燃料の輸入で年20兆円が海外に流出しているので、2000億円分を断熱リフォームに回しても、ちょうどペイする格好になる。しかも投じられたカネは海外流出せず国内経済に回る。そして断熱リフォームされた住宅は省エネかつ住み心地が良くなり長寿命化して資産価値が上がる。

断熱性能が低くても設備と太陽光パネルで差引きゼロエネルギーでOKみたいな発想ではなく、住宅の断熱性能をドイツはじめ欧州に引けを取らないレベルに引き上げていく、そして既存の住宅ストック6000万戸の断熱リフォームによる質の向上に力点を置く、とりわけ窓が重要で、断熱性能のはるかに高い木製サッシのシェア0.2%をわずか1%に引き上げるだけで、市場規模は5倍になる。
こうした政策の方向性を示す事が大事だ。

「知らなかった」
「あなたの言う通りだ」
と、質問後、環境委員会の与野党の議員に次々と話しかけられた。
これが政策に取り入れられるのを願ってやまない。

ちなみに林野庁長官は、青森県十和田市の「日本の窓」木製サッシ工場には、既に足を運ばれたそうです。

質問動画はこちら→http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php…


 

如何でしょうか?

とても素晴らしい話です。

ラファエル設計のHPでも訴えてますが、日本の家づくりというのは世界からしたら、犬小屋レベルなんですよ。

もっというならば、かまくらレベル以下なのです。

その辺の話は↓でしてます。

 

そんな家づくりに2000万以上も出して、一生ものの買い物とするのは、本当に止めていただきたい!!

これは、未来の子ども達にも影響してくる話です。

 

どうか皆さま・・・

日本の家づくりは本当にヤバいという事を分かってください。

 

がしかし!
現在、脱炭素で動き出している世界に対して、我が国の首相は・・・

高効率で稼働する石炭火力発電所を造るなど、

お先真っ暗、未来の無い化石燃料を積極的に投資したり、推進したりしているというクレイジーさ。

もうね、世界的には火力発電所を撤廃したいくらいの勢いなのに、日本は世界から非難GOGO浴びまっくているのです。

この件に関しては、後日ブログ書きます。

2018年03月07日