ドイツの環境建築事例と社会的背景

建築技術者を対象とした住宅・建築物の省エネを学ぶeラーニング講座
“eri-college”
でWeb講義を視聴しました!
タイトル
「ドイツの環境建築事例と社会的背景」


CPD単位の対象だったので講義終了時にテストがあったのですが、知識の向上と単位の取得でダブルで得しました♪
CPDついてると思わなかったので嬉しかった♪・・・何単位なのかは不明ですが(笑
※CPDの説明はこちら

ドイツでは
躯体を温度変化から守る
という事から外断熱が選ばれているようです。
やはり、結露のリスクをいかに減らせるかという事が、国が違えど重要なのですね。
冬は躯体の温度が低い事が、良くないという事です。
外断熱にすると、
ヒートブリッジ(熱橋)』※ヒートブリッジの話はこちら
が問題になるのですが、鉄筋コンクリートのマンションなどで、バルコニーとの間にも断熱材を入れてるようですね。

夏季の日射遮蔽対策が義務のようです。

高気密高断熱の建物というのは、部屋の中に太陽熱が入り込むと、外に逃げないので、夏は大問題になりますよね。

熱エネルギーの省エネも重要視してるようで、
70%暖房
15%給湯
なのでこの合計85%の熱消費によるエネルギーを減らせる事が出来れば、かなり大きな省エネ対策になるようですね。

なので・・・
建物の省エネ=熱エネルギーの省エネを意味して、
熱エネルギーの省エネを図る事で、社会の省エネにつながるようです。

街づくりに関しても、高齢者と子供にやさしい街づくりという事でも省エネを通して行っていて、今後の日本においても重要なテーマなのではないかなと思います。

 

近年、日本でも省エネに対する意識が非常に強まっております。

住宅でも、暖かい家、涼しい家なんて、軟弱な身体になる・・・
な~んていう人の話はスルーしましょう!
全部無視で大丈夫です!

寒い家、暑い家・・・
これは健康被害へのリスクが非常に高いです。
軟弱になるなんて根拠はどこにもありません。

快・適・生・活!
これは、身体にもお財布にも優しい住宅(建物)です。

例えば35歳で家を建てるとしましょう。
ローンは35年で組むのがほとんどではないでしょうか?
ローンを払い終えるのは70歳です。

熱中症やヒートショックで死亡するリスクが、断然高いです。
こちら(ダブル断熱のメリット)で説明しています。

ドイツと日本で国が違いますが、省エネに関しての考え方は違わないです。
住宅に関して、家のデザインも重要ですが、『住環境』の方がもっと重要だと思います。

もっと、『住環境』に対しての「意識」が高まってくれるといいのにな~と思う今日この頃です。

明日もWEB講義の内容をお伝え致します♪

2017年01月06日