ジャパン建材フェア2017

本日は東京ビックサイトでジャパン建材フェアが開催されてましたので、行ってきました!

 

建物内でも長い事歩いて会場入りすると・・・
この日の最大の目的の一つであるセミナー&展示の監修者、
東大の「前 真之先生」の巨大看板が!!
『快適な住まいへの道のりー温熱編ー』
への入口です!

 

入ってみると・・・
何やらロックオンされる!!

 

ドン!!
サーモカメラ(赤外線カメラ)で僕(左側)の発する赤外線エネルギーが捉えられた!!(笑)
赤外線エネルギー沢山だしてますね~~~(笑)

 

『サーモカメラの見方』

 


メッセージゾーンから前先生が、大切な事をレクチャーしてくれる感じでパネルが展示されている。
この辺はある程度理解している範囲なので、一緒に行った弟へ会場に向かう車中で話したような事が沢山書いてあったので、あの時話したものがこれだという感じで見て回りました!

1.メッセージゾーン

『温熱環境にこそ 工務店の実力が現れる』


 

『空気温度だけでは快適性は語れない!』



『全身の熱バランスを確保し、局所不快を撲滅せよ!!』


局所不快感については以前僕のブログでも取り上げているのでこちら


 

2.断熱と気密

『基準ギリギリで満足するな!断熱は進化しているのだ!』

 

  • 断熱材無し 
  • H4年基準
  • H28年基準
  • HEAT20 G2基準

という感じで断熱材が入った大型模型の展示が並んでいた。
(後ろにはドライアイスが設けてあり、断熱の違いがよくわかる)

 

『空気の漏れを防がなければ熱の漏れも防げない!』
これ、めちゃめちゃ重要なんですよ!!

僕がよく、

  • 施工が重要
  • 監理が重要

という話をしてますが、これを一番に監理するといっても過言ではない!

 

ハッキリ言って、BAD!な施工しているメーカーとか多いです!

 

『究極の断熱と気密を目に焼き付けろ!』

左側は昔のへなちょこ断熱
右側は僕の加入する「新住協」でも行うような断熱です

 

今回、このジャパン建材に行けるようお声かけてくださった、
新住協でもお世話になっている
埼玉の「夢・建築工房」の岸野さんの力作!
実際にコンクリート打設して基礎作ってるというマニアックぶり!(笑)
今回、これを見る為に訪れたといっても過言ではない

 

普通のハウスメーカーとか工務店では、ここまで断熱してないですからね(笑)

 

基本、赤斜線で終わりです。
そりゃ暖房とか聞かないですよね・・・。
局所不快感を感じまくりですよね。

でも説明した事がこういう事で、断熱材の種類よりも、厚みが必要なのです。

 

基礎の「スカート断熱」ってやつよりちょっとレベルが上の断熱です。


夢・建築工房さんのパネル(岸野さんの雄姿!!)



次は窓!

『ガラスのチョイスで攻めと守りを極めるのだ!』
これ、僕もお客様に遮熱タイプの窓と断熱タイプの窓の説明をする時に、攻めと守りで説明するのですが、間違ってなかったと思った瞬間です(笑)

 

右からシングル窓(新築では絶対にやらない)
一番左が外ルーバーで、一番理想の組合わせタイプを体験出来ました!
(僕も今後はこの外ルーバーを標準で考えています)

 

上記のLow-e窓のガラスの一部が下記の写真なのですが・・・
初め、この展示が何だかよく分かってなくて、前先生の「サーモ展示を10倍楽しむ方法」のセミナー受けて理解しました!

 

実はこれ、Low-e(ローイー)そのものを展示しているという激レア展示だったのです(笑)
普段ローイーなんて、Low-eガラスにコーティングされてしまうので、このものを見るのってなかなか出来ないんですよ!

Low-eとは
低放射率の事。
Low-eコーティングを施されたガラスは熱放射を抑える事が出来るので、断熱性能が上がる

 

で、更に面白いのが、このローイーにサーモカメラが騙されるという事!

サーモカメラで左側がローイーなんですけど、「真っ青」ですよね!
サーモカメラは、放射を抑えられたローイーを冷たいものだと勘違いしているというね(笑)

 

本当は・・・Low-eは30.7℃で
クリアは26.7℃
なのですよ!
赤外線エネルギーを発してないという認識してるので、低温だと思ってしまってるわけです(笑)

 

 

『熱と気流を自在に操り極上の環境を手に入れろ』
ここでは、エアコンが頑張り過ぎないというか、ぬるい風を出すだけで大丈夫な環境が重要だって事が分かる所でした。

 

『敷地周辺にも目を配って太陽を自在に操るのだ!』
ここでは、日射を平面と立面から検討する事の重要性なんかを知ることが出来る所でした。

 

『セミナー』

 

まあ、自分が着る服の量・・・
いわゆる着衣量である程度は調整する事も大切という事。

 

とにかく、かなり面白い展示とセミナーでした!

2017年03月18日