パリが愛した写真家/ロベール・ドアノー<永遠の3秒>

パリが愛した写真家/ロベール・ドアノー<永遠の3秒>

 

以前参加したカメラ教室の先生がお勧めしてた映画であり、25日まで宇都宮ヒカリ座でやっている!

見に行かねば!

って事で、本日観てきました!!!
(今日のこの時間しか時間取れず)

宇都宮ヒカリ座って初めてかもー!

フランスの国民的写真家ロベール・ドアノーの人生と創作に迫るドキュメンタリー。

 

『50年で成功した写真は300枚、写真一枚が1/100だとすると、50年で納得がいく仕事をしたと言えるのは3秒』

 

Σ( ̄ロ ̄lll)

タイトルの意味を聞いたときに鳥肌が立ちました!

 

光の速さで心奪われましたよね(笑)

 

こういった考えが出来る人、大好きです(笑)

 

僕が同じ様に、納得がいく仕事をしたと言えるのは・・・

家を設計して・・・

住まい手が実際に30年とか住んでみて、

  • 満足した瞬間
  • 子供世代、その家に住んで行きたいと思った瞬間
  • 孫世代が、その家に住んで行きたいと思った瞬間

なのかもしれない。

 

いくら高断熱住宅を設計したとしても、住まい手が外観デザインを気に入らないのに、「家の性能だけの押し付け」なんて絶対にしてはならない。

「設計」というのは、自分の考えだけで行っていても、それは自己満足の世界。

「住まい手」という相手がいるのだ。

住まい手がいるという事は、「人生」があるという事。

住まい手の人生を設計するという事。

住まい手の人生を設計するという事は、これからの建築家としての自分の人生も新たに設計するという事。

 

竣工して、「満足した」と言ってもらえる事は簡単なんですよ。

つまり、「見えるデザイン」は、評価されやすい。

 

しかし、僕が行っている設計は、「見えないデザイン」の部分。

これは、住宅ローンを終える年数を迎えて、初めて評価されるものなのではないかと思っています。

新住協に加入して、50~100年持つ家づくりの設計指針を学んでいます。

それは、断熱材を含め、柱なども腐らせない設計技術。

 

「資産価値が高い家」

これこそ、これからの新築住宅に求められる性能です。

 

映画の感想に戻りますが、面白かったというか、何だかとても良い気持ちになりました。

映画館が僕独りだけだったからだろうか・・・(笑)

 

まあ、それは冗談ですが(独りは本当)。

「写真は撮った瞬間、過去になる」

ってこれまた好きな考えだな~~~

 

カメラ・写真について、めちゃ詳しいわけではありませんが、ロベール・ドアノーという人を知りたくて

映画を観に行った感じでもあります。

なんか、セミナーに行くような感覚でしたね(笑)

 

カメラ、もっと勉強したくなりました♪

2017年08月24日