2019年01&02月ブログ

2019年02月26日
建築知識ビルダーズの連載2回目
2019年02月24日
構造見学会2日間終了
2019年02月20日
ハウスメーカーの決算期!値引きに騙されるな!
2019年02月18日
契約後の相談について
2019年02月15日
家づくりの依頼先が心配・信用できない?
2019年02月10日
予算は無いけどQ1.0住宅は造れますか?
2019年02月09日
自立循環プロジェクト「パッシブ設計 ミニ公開シンポジウム」で登壇予定
2019年02月08日
設計依頼のお断り
2019年02月07日
一緒に組むべき人
2019年02月06日
構造見学会の予約がちらほらと・・・
2019年02月04日
北海道研修を終えて・・・(後編)
2019年02月03日
北海道研修を終えて・・・(前編)
2019年01月27日
怒涛の一週間・・・
2019年01月20日
息子がインフルエンザA発症
2019年01月19日
リベルタ食堂にて♪
2019年01月15日
明けましておめでとうございます

2019年01&02月ブログ一覧

明けましておめでとうございます



あけましておめでとうございます。

毎年恒例の、友人用年賀状でございます。

 

今更新年のあいさつって感じですが、ネットワークの調子が悪いのかPCが悪いのか・・・

色々UP出来ない状態でした。

去年は、色々な相談を受けました。

その相談によって、自分自身も勉強になる事もありましたし、考えの引き出しが増えた部分でもあります。

 

今年は、Q1.0住宅が3棟、竣工予定です。

工事も、実家の神力建設とタッグを組んで、高品質で、出来る限りコストを抑えた家づくりをしていきたいと思っています。

 

今年もよろしくお願い致します。

 

2019年01月15日

リベルタ食堂にて♪

先日、エコテクノルーフ施工に伴い、メーカーの方々も泊りで施工を行ったので、夜、大工さんも一緒に、ディナーをご一緒しました。

 

僕の向いに座るお方は、日本からの要請でカナダとかに換気設備の講演に行くような、凄いお方で、僕も換気について、これまで色々と相談&お勉強をさせていただきました。

タニタハウジングウェアと吉岡というメーカーの方々。

エコテクノルーフを施工するには、免許というか、「施工ID」というのが必要なのですが、それを指導してくださったのが手前左の吉岡の方です。

ピースしているのがタニタの方で僕の右が、今一番信頼のおける大工さんです。

今回のエコテクノルーフ施工は、工事ブログの方に載せていますが、施工に至るまで、これらの方々と何度も打合せを重ねて、やっと実現したものです。

 

「チーム」として、みんなで1つの事をやり遂げたものとなりました!

 

今回のリベルタ食堂は、宇都宮市役所のとても近くで、基本的にハンバーグが凄まじく美味しいのです!

 

デミグラスの方は、「存じやす」という有名店の監修だそう。

たまにランチで妻と行くお見せですが、夜は初めてでした。

とても美味しくいただけて、皆さん満足してくださったようで、僕としても嬉しく思いました!

2019年01月19日

息子がインフルエンザA発症

なんだかな~・・・

夜中に39度の高熱になったのが先日。

インフルA確定。

 

部屋を隔離したりして対応中。

娘は、息子ととても仲良しなので、LINEのビデオ通話で楽しくお話しするという感じ(笑)

 

僕は、去年この時期の誕生日インフルAになり、ダウンしてました。

 

息子は本日36度台に戻ったので、少し安心かな・・・

 

タミフルではなく、インフルの影響で異常行動が凄かったですよね。

 

妻がずっと看病してくれているので、非常に感謝しています。

2019年01月20日

怒涛の一週間・・・

ミライの住宅北海道断熱修行の旅へ21日夜中3時から出発(二泊三日)。

今まで僕の中で、ある程度答えは出ていたけど、少し自信がなかった考えに自身が持てたり、新たな発見と課題を生んでくれた旅でした。

YKKのAPW430開発者の方の話を聞けたり、木製窓(ノルド)の向上見学、北総研(北海道立総合研究機構)で、高断熱住宅などの為の実験&研究施設の見学、旧荒谷邸の見学での凄い学び、北大でのミニ勉強、ソイルペディア出頭さんが実は凄い御方だった件、とても濃密でした!その中でも、かなりの影響力を誇ったのが『山本亜耕』先生。
先生が設計した住宅も見学。

北海道の住宅建築は、本当に凄い。
現状であまり意味のないUA値や一次エネルギー計算(国のプログラム)を行う省エネ法の義務化とかどうでもいいから、BISのように住まい手が安心して家づくりを任せられるような『資格制度』の義務化の方が日本の家づくりにとっては重要だと思う。

最終日は大学時代の恩師と会うことも出来ました。

しかしながら、飛行機の便が遅れたために、羽田空港からの帰る電車などがなくなり、取りあえず大宮まで向かい、人生初のネットカフェで6時間コースで朝まで寝る。
その日の午後に、埼玉県東松山市の夢・建築工房さんへお泊まりでお勉強・・・。

そんな様子を明日からブログに書いていきます。

ほぼ一週間泊りで出張でした。

一番は妻に感謝です。

2019年01月27日

北海道研修を終えて・・・(前編)

何だか最近泊りで出かけている為、ブログも更新停滞中です・・・

そんなわけで、1/21~23日で行われた

『ミライの住宅主催、北海道断熱修行の旅』

の様子を書きたいと思います。

 

まず、研修内容ですが・・・

  • YKKAP札幌工場見学
  • 南幌まちなかの家見学
  • ノルド(木製サッシ)見学
  • 北総研見学
  • 旧荒谷邸見学
  • 北海道大学(森太郎研修室)
  • 北海道建築指導センターでのセミナー
  • ソイルペディア北海道支社でのセミナー

という感じでした。

 

これからの住宅設計において、どれも、もの凄く勉強になったし、考えの引き出しが増えました。

研修費用は安いものでは無かったですが、正直、行かなかったら今日、今のこの僕は存在してません(笑)

それくらいに、僕の設計人生の中で、大きな体験となりました。

 

その体験に大きな存在となったのが、「山本亜耕」さん。

北海道で住宅設計といえば、思い浮かぶ設計者の中の御一人だと思います。

南幌まちなかの家見学は、その山本亜耕さんが設計された住宅です。

初日から2日間、ほとんど一緒に、近くで沢山のお話を聞く事が出来たし、僕の話も沢山聞いていただけました。

↓はスーパー銭湯というか、温泉での夕食です。

 

これから、何をすべきか、どんな設計をすべきか、自分の考えに自信が持てた部分もありますし、「そういうことか!」って気づくきっかけを与えてくださいました。

本当に感謝ですね。

これから、現在設計中のお客様に対しても、この研修で学んだ事をアウトプットして、お客様にとって、最高の家づくりを提供できるように頑張って行きたいと思っています。

 

これから下は、興味のある方は読まれてくださいませ(笑)

 

ではまず、1日目からの様子です。

午前3時、自宅出発。

羽田空港までの高速バスに乗って行きました。

何故そんなに早いかというと、始発(6:20)の飛行機で行きたかったからです。

雪で欠航になるリスクも多少減るかな?という考えと、遅延しても、集合が午後からなので、間に合うかな?という考えの元です。

学生時代、長期休暇の時に帰省の際、始発で一度も欠航になった経験がないので、そうしました。

その決断は正解で、次あたりの便から、遅延・欠航の嵐だったようで、一緒に旅をする方は、かなり遅れて合流となりました。

 

あと、早く行きたかった理由は、北広島市にある母校、道都大学へ行きたかったからですね。

取り合えず、空港ついて、8:00・・・
何かご飯食べようと思ったら、結構開業時間遅いのね(笑)

 

という事で、函館朝市のお店も11:30分からとかなので、
唯一やっていたラーメン店へ。

 

前に食べたホエー豚丼がかなりの美味しさだったので、セットで(笑)

とても柔らかく美味しかったです。

ラーメンは、美味しかったイメージあるけど、特に覚えてません(;´▽`A``

 

午前中に大学に行こうとして、恩師に電話するけど行き違いの連続で、やっとメール繋がったと思ったら、ちょっと時間的に間に合わないようなので、北広島駅に降り立ってはいたけど・・・
↓ごらんのように凄まじい雪で・・・(笑)

大学によっていたら、電車も雪の影響でスピード落として運転で、15分くらい到着遅くなるくらいのスピードだったので、間に合わないと思い、そのまま札幌駅へ。

 

13:30分待ち合わせだったけど、意外といい感じの時間帯になってしまった。

北口で待ち合わせで、レンタカーで・・・

  • YKKAP札幌工場見学へ!

 

APW430(トリプルガラス)の開発者の方が自ら色んな説明をしてくださいました。

 

工場見学とか施設内写真撮影禁止だったので、他の写真はありません(笑)

その後は・・・

  • 南幌まちなかの家見学

 

山本亜耕さんが設計された住宅です。

 

北海道ならではの屋根ですよね。
無落雪屋根。

それにしても、凄い雪で、亜耕さんが前日に除雪をしてくださったようなのですが、それを無効化するくらいの積雪!!

再度、通り道を除雪(笑)
亜耕さんもビックリの様子。
Σ(・ω・ノ)ノ!

 

中は、ちょっと写真UPは避けますが、全体写真を載せておきます。

 

北海道の住宅設計の為に用意されている、豊富な資料に驚愕しました。

 


その後、温泉へ。

とても美味しい食事でした。

 

で、もう一度この写真(笑)

 

亜耕さんから、パッシブ換気についてレクチャー受けたりして、この後、一緒に岩盤浴行ったり、露天風呂入って、建築談義に華が咲きました。

 

で、温泉効果で、出てから、暑いのなんのって・・・(笑)

いや~北海道・・・

電車も建物も、全てが暑い!(笑)

やっぱり学生時代の記憶は正しく、コートなんてほとんど着なかったというね。

パーカー1枚だったりしましたが、今回も全然それでOKでした(笑)

大学生の頃は、レディースサイズの服が着れたくらいに痩せていたけど(58kg)、長時間外にいない時は全然パーカーで十分でしたね。

宿泊先は民泊でしたが、ここもまた温水パネルがあって、とても暑い!

僕はマイナスの外に出て、裸にシャツ1枚で、とても気持ちがいいくらいでしたよ(笑)

宿泊の1室の様子

 

僕は、ウォークインクローゼットの中が寝床(笑)

 

この日の夜は、深夜1時過ぎまで、建築談義で盛り上がりました(笑)

 

次の日22日・・・

5:30起き

旭川へ。

ここでも山本亜耕さんが同行。

隣に座った僕は、ここで非常に勉強になるお話をずっと聞く事が出来ました。

これから栃木県がより良い住宅を造る為に必要な事というか、道というか・・・

そんな事を考えるヒントのようなものを得る事が出来たので、近々実践したいと思います。

 

下記は某、有名建築家が設計した、ベンチ。
恐ろしく冷たく、冬は誰が座るんだ!?という・・・

 

マイナス9℃でしたが、電車がとても暑かったので、僕はハイネック+シャツだけ(笑)

 

レンタカーを走らせ、木製窓メーカー

  • 「ノルド」さんへ。


すげー氷柱だなおい(笑)

 

セミナーを聞いて・・・

 

ここでも、基本写真NGでしたが、1枚だけ許されたものと、構図(角度)でパシャリ!

 

非常に優秀な窓なのですが、「送料」が十万超えなので、小さい窓を1個だけ使うとかでは、コストがデカすぎる結果に・・・。(;´▽`A``

そもそも、木製窓は、大きな窓に使わないと意味がないと思っています。

太陽光線には弱いが、そもそも木製窓は、「損失」を最大限減らす事を目的とすべきと考えています。
※栃木の場合。

北側の小さい窓に使ったとしても、そもそも小さい窓では、損失なんて、たかが知れているんですよ。

なので、樹脂窓で全然OKだと思っています。

今度、ノルドさんは、日射取得率の高いガラス入りの製品を出してくれるようなので、予算に余裕がある物件では使ってみようと思います。

木製サッシって、メンテナンスが出来ない住まい手には提案しないけど、やっぱり使うと素敵ですよね~~。

 

次は・・・

  • 「北総研(北方建築総合研究所)」さんへ。

 

 


この北総研は、かなり凄い!

マジで驚愕・・・

北海道の住宅設計の根本的な、理屈や根拠は、ここの施設での研究結果から生まれている。

旭川にある理由は、夏暑くて冬寒いという。

ここで証明されたものは、基本的に全国でも同じような結果になるようだ。

 

2重の「風除室」にまず驚く(笑)

 

その他、色々な実験施設を、研究者の方に案内していただく。

 

何というか・・・

羨ましいというか・・・

熱伝導率の実験とかを含めて、「現実主義」というか・・・。

 

北海道の家づくりって、住まい手も当然ながら「断熱」について、よく知っているらしい。

小学生でも「スタイロフォーム」って知っているらしい(笑)
物は分からなくても、言葉は知っているようだ。

皆さん分かります?(笑)

研究者の人達のデスクも、自分達で環境を調整できるような工夫がなされていて驚いた。

 

本州にも、こういった施設があればいいのにな~。

東京オリンピックとか、正直やらなくてホントいいのにって思います。
そのような施設にお金かけるなら、こういった施設を造ってくださいと言う感じです。

 

お昼は、亜耕さんおススメの旭川ラーメン「梅光軒」
これは、以前妻といった所だ!美味しかった!

 

はい、こんな感じで旭川に別れを告げる・・・

 

続いては・・・

  • 旧荒谷邸(現タギ邸)見学

 

向かう道中、氷柱が出来ている家を数件発見

 

つららってのは、室内の暖気が屋根の下面まで達し、屋根を暖める事で、雪を溶かす事で出来る現象です。

 

本州でもそうですが、氷柱で、その家の性能が一発で判明します。
ハウスメーカーの家は、結構氷柱が出来ていましたね。

 

まあ、そんなこんなで、歩いて到着。

 

下記が現在の住まい手タギさん。
荒谷先生のお弟子さん。イラン人の方のようですが、日本語達者です。
色んな事を質問し、答えていただきました。

 

驚いたのは、40年間結露をした事が無いという事。

コンクリートブロックの壁って、もの凄い調湿効果があるのですね。

この旧荒谷邸(現タギ邸)は、少し前の建築知識ビルダーズでも特集が組まれたのですが、亜耕さん情報によると・・・

それまではほぼ北海道以外では、環境系研究者以外、ほとんど知られていなかったようです。
僕もビルダーズで読むまで知りませんでした(;´▽`A``

亜耕さんからレクチャーを受けた内容。

  • 第二次オイルショックの1979年竣工
  • 当時、北海道大学工学部の教授だった荒谷登先生の二軒目の自邸として完成
  • 今年でちょうど竣工40周年
  • GW相当で壁:250mm、屋根:400mm(当時はようやく100mmGWの家が暖かいと言われ始めた頃)
  • 基礎断熱:XPSで150mmのブロック造外断熱
  • 手作りの三層ガラスサッシ
  • パッシブ換気
  • ベーパーバリア(防湿層)
  • 太陽熱給湯
  • 各種熱源による温水輻射暖房
  • 二階居間(多雪地域)型プラン
  • 暖房された土間玄関
  • 日射遮蔽
  • ナイトパージ
  • 巨大な南面の木製カーテンウオール
  • 熱交換換気


等々・・・

様々な暮らしの実験の場となったようです。

↓手作りの三層ガラスサッシ

 

なんていうか・・・

ここまでの技術が40年前に考えられたというのが、まず驚きですよね。

下記の赤矢印のように、建具上部などを抜くのは、本当に重要なのです。

 

 

最後は皆で記念撮影

タギさん、本当にありがとうございました。

 

さあ、次は・・・

  • 小樽でお寿司と小樽運河散策

 

お寿司は、これまた亜耕さんプレゼンツ・・・「魚真」


家族の御祝い事とかで行くようなお店のようです。

美味しかったです!ウニはちょっとミョウバン強い感じでした。

 

こんな感じでした(笑)

 

その後、運河の前で記念撮影!

亜耕さんに「テーマは、亜耕さんと小樽運河でツーショット」で記念撮影お願いします!

ってお願いしたら笑いながら快諾してくださいました(笑)

流石に僕もこの時はマフラーとコート来てますが、前は開けていても全然OK!

ハウスメーカーの様な断熱性能の格好です(笑)

皆で集合写真!

 

その後は、5人で、これまた亜耕さんおススメのバーに行きました。

マスターが、凄いこだわりある方!希望により目隠し(笑)

飲み物もカクテルをおススメで作ってくれて、梅のやつ、とても美味しかったです。

 

そして、ジビエ!エゾシカの肉です!

 

臭みとかなく、かなりの美味しさ!!

牛モモのローストなど、満足度高い!

 

ミライの住宅の森さんがトマトジュースに目が無いという事で注文したトマトジュースが、凄まじい甘さで
ビックリΣ(・ω・ノ)ノ!

100mlで750円という(笑)

 

このマスターが、厨房は汗かくのを防止するために、床に断熱材を入れていなく、客席のみ入れて改修したという話を受けて、新住協でもお世話になっている横浜のあすなろ建築工房の関尾社長と共に、サーモカメラで測るという(笑)

関尾社長はスマホに付けるタイプのFLIR ONE PRO

僕はFLIR C3

違いを見るという(笑)

マスターも面白がってました(笑)

 

はい、てなわけで、ブログが長すぎるのと、ちょっと書くのに3時間経過したので、最終日は後日、書きます(笑)

2019年02月03日

北海道研修を終えて・・・(後編)

昨日に引き続き、北海道研修の最終日の様子を書きたいと思います。

研修内容のおさらいですが・・・

  • YKKAP札幌工場見学
  • 南幌まちなかの家見学
  • ノルド(木製サッシ)見学
  • 北総研見学
  • 旧荒谷邸見学
  • 北海道大学(森太郎研修室)
  • 北海道建築指導センターでのセミナー
  • ソイルペディア北海道支社でのセミナー

 

こんな感じで終了しています。

 

最終日も5:30分起き(笑)

最終日の目的は、まず朝市!(笑)

札幌場外市場へ!

 

ここでは、お目当ての、うに丼を頂きました。

 

値段もお手頃でしたが、酢飯ではなかったのと、少しミョウバンを感じました。

まあまあ、美味しかったです。

ウニって、「ミョウバン」という、形を崩さないものが大体使われているのですが、これが妙に苦い原因です。

北海道物産展などでも、必ずミョウバンを使用しているか聞いた方がいいですが、大抵、黒っぽくなっていたりすると、100%入ってます。

また、料理場に、「海水漬け」のウニがあったら、多分それは美味しいウニです。

つ~わけで、ウニが大好きな妻にお土産で海水漬けのウニを3パック購入。

ここで注意なのが、この海水漬け、¥2500~¥4900円くらいのものがある。

同じ商品でも¥2500~3800円の差があるのを学生の時から見かけました。

 

場外市場は学生の頃から含めて初めて行きました。

妻へのお土産は更に蟹・・・

それも花咲ガニ!

根室でしか取れないものです。

1.6kgの¥8800円を安くしてくださいました。

 

とても気さくなお方。

 

息子が大好きな「ほっけ」も行っとくぜ!

超特大(笑)

ガスレンジにギリギリという(笑)

そして、更に花畑牧場のラクレットチーズなども一緒に同封!

 

まあ、そんなわけで・・・

やっちまいました。

学生の頃から含めて初体験となった、「すってんころりん」(笑)

初めて転びました(;´Д`)

アイスバーンの地面でさ・・・。

 

場外市場を満喫して、次に向かうは・・・

  • 北海道大学(森太郎研修室)

 

駅から、どう考えても遠いと思っていましたが、徒歩で向かう。

雪の為、門があいている所まで、かなり遠かった~・・・。

駅から20分~30分くらいは歩いた感覚(;´▽`A``

外は寒いが汗かきましたよ(笑)

 


まあ、そんなこんなでようやく到着・・・

研究室には、トップランナーのレベルの外壁の断熱構成をしめす模型がありました。

 

トップランナーlevel
450mm断熱ですね。
流石に栃木でこれはやりすぎレベルです(笑)
全く必要ありません(笑)
ミニマムlevel
高性能グラスウール105mmに付加断熱で50mmプラスしてますね。
ラファエル設計の仕様の方が少し良いですね。
ベーシックlevel
高性能グラスウール200mm断熱ですね。
ラファエル設計はこれが標準です。

展示物などの見学をしてから、セミナー(お勉強)
北方型未来住宅についてなど・・・。

 

話をされているのが、荒谷先生の最後のお弟子さん「森太郎先生」です。
山本亜耕さんからのレクチャーを忘備録として残しておこうっと。

北海道大学の工学部には環境系に二つの流派あり。
1つめは、一般的な機械設備の研究や実測を行うもので、空調衛生工学系の講座。

2つめは、極力、機械設備に頼らずに建築的な解決策を模索する、建築環境工学系の講座(通称:6講)。

荒谷先生は後者の教授で、後に工学部の学部長を務めたようだ。

 

移動時間などに時間を取られた為に、ここでも少し時間短縮となってしまったのが少し残念。

 

こちらの森先生は、BIS・BIS-E認定事業の委員も務められている。

ラファエル設計も、この認定の資格を取得しようと思っています。

 

ちょっとこのBISについて、HPから抜粋して解説します。

BIS・BIS-Eとは
北国にふさわしい温熱環境要件を備えた住宅等の普及をはかるため、北海道が独自に創設した資格制度により認定、登録している技術者のことで、(一社)北海道建築技術協会が養成講習、認定試験、登録を実施しており、平成28年度末で1,750人以上が登録しています。
また、平成26年8月から運用している北海道のきた住まいるメンバー登録制度においては、住宅設計事業者ではBIS若しくはBIS-M※の有資格者が所属すること、住宅建設事業者ではBIS-E若しくはBIS-Mの有資格者が所属することが要件とされています。

って事なのですが・・・

↓HPスクリーンショットで説明。

 

ようは、早い話、本州は、「冬暖かく夏涼しい」って家を造っているという事を、次世代省エネ基準の計算をしただけで、誰もが言えちゃうし、BISのような資格が無くても、長期優良住宅とかを、誰もが工事で来てしまうという事。

これって、とっても恐ろしい事だと思いませんか?

多くの一般ユーザーは、今の時代の家は、誰がつくっても同じ、誰がつくっても暖かくなるという、大きな勘違いをしているのです。

でも、北海道は、住まい手がとても安心できるシステムになっているわけです。

これって、研修者を初めとして、住まい手により良い住宅を提供しようと、「本気」で取り組んでいるからこそ、出来る事ですよね。

 

まあ、そんなわけで、北大を後にし、次は・・・

  • 北海道建築指導センターでのセミナー

 

この建築指導センターでは、一般ユーザーからの建築相談もやっているようです。
いや~ほんと、システムが充実している!!

 

ミライの住宅の森こうすけさんのセミナー!

営業ツールにもなる、ebifitの説明等も受けました。

 

  • ランチは松尾ジンギスカン!

 

僕ね~・・・

大学入学したばかりの時、北広島駅の隣に大型スーパーがあったのですが、そこでクッソ不味いジンギスカンを試食で与えられ、トラウマになっていたので、ジンギスカンは正直抵抗ありましたが、松尾ジンギスカンはかなり美味しい!(笑)

当時のスーパーでは、「すみません、食べられません」と、吐き出しました
(;´Д`)

スーパーのおばちゃんは、「お兄ちゃん、北海道の人じゃないね~~!?」

って感じでした(笑)

 

ジンギスカンを焼く鉄板が何故決まった形をしているのか、前日の小樽の夜のマスターから聞いていたので納得。

たまった所でうどんを煮込むようですね(笑)

いや~これは臭みもなく、美味しかったです。

 

いよいよ最終目的・・・

  • ソイルペディア北海道支社でのセミナー

 

会場は、道庁の横の建物。
自撮りしている人たちがいたけど、バックが90°逆じゃないか?(笑)
道庁をバックにするのでは?

 

最近、とてもお世話になっている、ソイルペディアの北海道支局長、出頭さんが、杭工事の話と北海道地震での液状化の話をしてくださいました。

 

2月の新住協関東支部の勉強会でも講師をしてくださる模様。僕も、講師というか、現在進行中のQ1.0住宅の太陽熱の蓄熱槽などの話をする為に登壇しますが(笑)

 

まあ、という訳で、非常に濃い、内容詰め込みまくりの北海道研修の度は、これで解散となりました。

がしかし、僕の飛行機出発時間は21:00。

大体16時だったので、かに本家でいって、ズワイガニの寿司でも食べようかと思ったら、17:30分ごろまで満席で入れないという・・・。

ショック!!

ちなみに、寿司は、生タラバよりも、生ずわいがにの方が、美味しいと思います。

 

つ~わけで、雪が沢山降ってきたので札幌も後にする事にしました。



がしかし!

人身事故でずっと止まっていたのが動いたはずと思っていたら、踏切点検とかで、千歳空港行が全て欠航!

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

 

しばらく待って、動いたので、初日に会えなかった恩師に会いに行く事に!

しかしながら、北広島についても雪が凄く、タクシーが全く来ない(笑)

札幌を出てから1時間以上経って、ようやく大学へ辿り着く!

 

懐かしいぜ~~!

学生時代、ラブホテルと間違えて入ってくるカップルが何人かいたんだよね(笑)

 

いや~先生に会うまで長かった(笑)

 

やっぱり、今の僕があるのはこの先生のおかげ。

PCを自作で作る所から学び、CADソフトやCGソフトでの卒業設計。

あの大学時代が無かったら、今僕は、ホームズ君とかのソフトを使ってなかったと思います。

 

さて、10年ぶりくらいの研究室・・・

かわってね~~し(笑)

 

何故↑このポスター?が未だに貼ってある!?(笑)

飲み会の時のワタス・・・

↓これとか(笑)

 

さっきの飲み会のハレンチポスターは、凄いのよ?

 

文字(漢字)の集まり(笑)


皆さん、卒業設計の真っ最中だったようで、飛行機の時間もあったので、ゆっくりは出来ませんでしたが、僕の連載1回目である、建築知識ビルダーズを先生は購入していて、同姓同名だと思っていたそうです(笑)

そんな感じで、大学を後にする・・・名残惜しかった(笑)
雪が少し止んだ!

 

これで、僕の中でのミッションは、千歳空港で「えびそば一幻」のみ!

がしかし・・・

電車のアナウンスが・・・

「しんさっぽろ~~~」

 

( ゚Д゚)ハァ?

 

(;´∀`)

 

得意の逆走しちまった~~~

 

電車も雪の影響で遅れていたので、1時間飛行機搭乗まで余裕見ていたのに、逆に超ギリギリ!!

千歳空港に着くなり、そっこうタッチ&ゴーで手続きするも、21:00欠航。

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

次の便・・・

21:15分

 

JALの案内のお姉さんが来る。

ん?

夕方から延期になって来まくった便も、21:15分。

 

どちらにしますか?

 

僕:はい!?(笑)

JAL:「どちらでも出発時間は同じです」

僕:どちらがいいのですか?

JAL:「う~~ん、どちらも同じ時間なので・・・」

 

僕はひらめく。

 

あすなろ建築工房の関尾社長は、17時くらいの飛行機に乗るのに、延期になりまくっていた情報を思い出す。

 

多分、延期出来た便は、次も延期か欠航になるはず!!

と、コナンばりの推理を立て、正規の便を取得!!

時間が若干あったので、海老そば行ってみると3分遅く閉店・・・
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

あの推理時間が惜しまれる事に・・・

がしかし、推理はバッチリ当たる!

正規優先で飛ぶことになった。

もう、腹が減り、搭乗前のレストランなどは全て閉店。

弁当も、うに&いくら丼しか残っていない(;´∀`)

弁当のウニは美味しくないという先入観からだろうか。

 

一応、ミョウバン入っているか、印刷をみて確認。

ん!?入ってなくね!?



う・・・うまい!!(笑)

取り合えず、搭乗手続きを待っていたけど、他のお土産(白い恋人など)は結構混んでいて、並ぶのを断念。

 

そんな時、アナウンスが・・・。

「1000円でランクアップ出来ます」

 

ウニ&いくら丼を食べながら考える。

僕がアップグレードすると、空席待ちの人が1人搭乗できるのでは?

 

完食後、係の人にその考えを聞いてみると、「そうです」との事。

 

アップグレード席に興味があったのもあり、ランクアップする事に。

すると、メチャクチャ感謝される(笑)

席の様子。

20席くらいだったかな?

 

足元広い



ひじ掛けも幅広い

 

CAの人は名前を覚えてくれる(笑)

 

まあ、そんなわけで、無事離陸出来たのですが、羽田から高速バスの最終が完全に間に合わない事を理解していたので、飛行機では帰りの公共機関を調べまくったのです。

 

その結果・・・

漫画喫茶in大宮(笑)

 

ナイトパック6時間
¥1500円だったかな?

初めて入ったけど、1坪くらい。

僕の身長は161cmなので、余裕で寝れる(笑)

 

寝れるようにシートタイプ。

深夜1時です。

 

顔の真上に空調が・・・風を受けるのがキツイ(;´∀`)

 

こんな夜中にネオンがきついぜって思いました(笑)

↓階段

 

↓部屋の前

 

完全個室の防音仕様。

 

初め↓カラオケかなと思ったけど、行くの止めてよかった(笑)
5:00までだったので。


 

ちょっと腹が減り、近くにあった煮干しラーメンへ。

あんまり煮干しの味が強いラーメンは好きではありませんが、もう、他に行くのが面倒になりました(笑)

「煮干しが嫌いな方、ご遠慮ください」だって(笑)

 

何だか身体に良さそうだったので、我慢して食べて見るかと思ったら、結構美味しかった(笑)

 

何か、煮干しって、中学の時に、背が伸びるようにと父親に食わされまくったので、ちょっと苦手なのです。

結局、背の高さは遺伝って感じだよね(笑)

 

まあ、こんな感じで北海道研修は終わりました。

そしてこの後、宇都宮戻って、また埼玉に行くのでした(笑)

 

夢・建築工房さんにて、「即日設計課題」の取り組みをやる為です。

その様子はまた明日♪

2019年02月04日

構造見学会の予約がちらほらと・・・

構造見学会の予約がちらほらと・・・入ってきております。

 

構造見学会って・・・

その名の通り、柱とか梁が見える状態です。

 

なので、何が面白いの!?

見る意味あるの!?

 

って思うでしょう。

 

しかし・・・

 

構造見学会で見る事が出来る部分は、完成したら全て隠れてしまう部分。

 

別な角度からいうと・・・

 

隠蔽出来てしまう部分でもあります。

 

構造見学会って・・・

 

施工に絶対的な自信があるから、やるのです。

 

大工さんの施工を兎に角見ていただきたい。

そして、「耐震」「制震」について見ていただきたい。

 

学校の先生とか、銀行員の人達にも見ていただきたい。

 

窓の断面模型とかも用意しますから、結構必見ですよ~~
(n*´ω`*n)

 

2019年02月06日

一緒に組むべき人

現在、非常に悩ましい事があります。

仕事をする上で組まされる相手が、施主様の指定という事。

 

これって・・・

 

よく考えたのですが、よく考える必要も無かったなと・・・。

 

お断りしますね。

 

初めは、こちらも面接というか、どんな家づくりを考えているのか、お話を聞きました。

 

歩み寄ろうとしました。

 

しかし、工務店社長から出た言葉は・・・

「100年住宅レベルと感じた。そこまでの仕様は必要あるんですか?」

という事でした。

 

僕は、この言葉でもって、もう一緒にやる価値がないなと判断しました。

偉そうな事を言っているかもしれません。

 

でも、家づくりにおいて、僕が大切にしている事があります。

 

それは、住まい手の暮らしが、今も未来もイメージ出来る事。

 

それって、最強の設計をしただけでは実現不可能なのです。

 

一番のパートナーに、大工さんが必要です。

 

設計監理というのは、職人さんたちに指導などをする事ではありません。
これは一級建築士の試験問題にも出ますが・・・。

 

仮に、指導をしながら工事を進めたとします。

 

何が起きるか?

 

「図面通りじゃないと工事が出来ない」

 

という事が起きます。

 

気密処理や断熱工事で、一番最低な発言は下記です。

  • 図面に描いてあったのを気が付かなかった
  • もっと分かりやすく描いてくれないと
  • ハウスメーカーでもそこまでやっていない

 

気密処理や断熱工事というのは、こちらが指導をするのではありません。
※全くしないという事ではありませんが。


職人さんが、知識として知らなければならない事です。

高気密高断熱を実現する為に、職人さんにとって、必要な知識です。

 

それを、図面で読み取れなかったから出来なかったとか、細かい図面描いてくれないと見積もりも出来ないとか・・・

 

そんな会社に、きちんとした工事が出来る訳がありません。

 

僕ね・・・

一緒に組むべき人の大切さを最近、身に染みて感じています。

 

家づくりって・・・

 

施主様も、自分も、職人さんも、

 

それぞれの好みや、思っている事を、理解しようとする事が重要だと思っています。

 

 

僕に設計依頼をする場合、「他はいくらだけど、ラファエル設計はいくらで出来る?」

って依頼者の家は設計しないですね。

 

以前のお客様で、こんな方がいました。

「神長さんの言う事に疑いもないので、その事をネットで調べようとも思いません」

「神長さんじゃないと、性能が担保出来ないから、設計をお願いしたい」

 

これらのお客様には、僕の存在理由がきちんとあります。

僕が設計をする理由があります。

 

やっぱり、僕にとっての家づくりというか、設計は・・・

 

『僕がその設計をする意味がきちんと存在するか?』

 

という所です。

 

一緒に組むというのは、何も職人さん達だけに向けられた言葉ではありません。

依頼者と一緒に組む

という意味でもあります。

2019年02月07日

設計依頼のお断り

一年くらい計画をして、ようやく実施に入れそうだった。
がしかし、断る結果に・・・。
すげーぶちぎれられました。

理由は、工事請負を半強制で施主様が途中から用意した工務店の一言。

『Q1.0住宅って、そこまでやる必要あるんですか?そこまでやらなきゃもっと安くなるのに』

もう・・・僕にとっては、断るには十分過ぎる台詞でした。

正直、仕事は欲しいです。

でも、組む相手を間違えてはいけないという教えをしっかり実践した形です。

 

施主様からしたら・・・

設計監理費をしっかり払うのに、何故やってくれないんだ?

ここまでやってきて、今更何言ってんだ!?

ってなりますよね。

 

当然です。

 

でもね・・・

 

見積したけど、断熱材の厚みや仕様さえも違う見積もりを造ってきてさ・・・

それって、図面すらちゃんと読み込めないって事なのです。

 

基礎の見積もりも、基礎図が無いと出来ないって!?

壁の下に立上りが出来るのなんて、最低限当たり前だろ!って話。

 

細かい図面が無いと見積もりが出来ないって!?

他の工務店にも同じ図面出してますけどね。

 

まあ、このような感じでは、工事が始まってから100%揉めます。

「図面が分かりにくかった」など、必ず設計者や図面のせいにします。

 

家はプラモデル造ってんじゃね~のよって話です。

 

気密処理が出来ていないのが図面で分かりにくかったって!?

そんなの、お前の知識の無さが原因だろ!って話です。

 

もうね、こんな感じに絶対なるんですよ(笑)

 

それを説明しても、理解出来ないのなら、私の事を「コマ」としか見ていないんですよね。

 

施主様の用意した工務店は非常に付き合いが長いようだ。

なので、僕はその関係を壊すつもりもない。

だから歩み寄ろうとした。

だけど・・・

「Q1.0住宅って、そこまでやる必要あるんですか?」

です。

 

面接というか、工務店社長と話した時下記の3つを聞いてみた。

①いつもの断熱仕様はどんな感じか?

回答:フラット35とかハウスメーカーを参考にしている

 

②換気設備は第一種?第三種?

回答:何ですか?それ。

 

③構造計算はどうしてますか?

回答:プレカットやがやってくれる

 

もうね・・・

これだけでも一緒に出来ないなと思いましたよね。

 

温熱に関しては、フラット35だろうが、ハウスメーカーだろうが、暖かい家にはならないですから。

換気設備が分からないって・・・

構造計算はプレカットがやる!?

プレカット業者は、構造計算する会社じゃないですから!!

構造計算するのは、設計者ですから!

 

もう、全てにおいて、共有意識の部分はなかったです。

 

仮に、設計料が惜しい為に依頼を受けたとして、毎日毎日、僕らは鉄板の~・・・

じゃなくて、毎日毎日、現場がちゃんと出来ているか心配でならないです。

 

そんな仕事を受けるより、今現在控えている設計の完成度を上げるべきだと思いましたよね。

 

他えば、ヴィトンのバッグを、ユニクロに造ってもらう事は絶対にないですよね!?

 

家づくりは、とにかくチームワークが重要です。

自分の勉強不足の問題を、設計者や設計図面のせいにする職人の人達とは、もうやりたくありません。

 

今、鹿沼市の粟野で進行中のQ1.0住宅は、非常によいチームワークを感じております。

住まい手に取っても、自信をもって、色んな人たちの思いが詰まった家を提供できます。

 

ずっと職人だった父から言われた事。

『初めにもめた物件は、必ず職人が怪我したり、事故が起きたり、そういった事が起きるものだ』

と。

職人さんの安全を守るのも監理者の仕事。

 

とにかく僕は、今まで監理の中で嫌な気持ちになる事を沢山経験してきましたので、自分で家づくりをやる事を決めたわけです。

まあ、今回は、断るにしても、スムーズな引継を僕は望んでいます。

なので、確認申請くらいは通して、その後はその工務店と施主様の好きなようにやればいいと思います。

2019年02月08日

自立循環プロジェクト「パッシブ設計 ミニ公開シンポジウム」で登壇予定

【メンバー見て驚愕】
3/22に下記でお話させていただく事になりました。
パネルディスカッションにも参加する予定でございます。
発表者などは先ほど初めて知りました。

 

第一部の御三方ってある意味ワンピースの海軍大将みたいなものという感じが・・・。

そして発表が鎌田先生の後って・・・

何だか凄い緊張に襲われてきましたぞ(;´∀`)

こんな緊張感はいつ以来だろうか・・・。

 

↓去年の新住協総会in大阪の時の写真です。

 

この時、鎌田先生から

「君だな~~?最近、理論派で通ってるってやつは・・・」

と言われ、

「え!?誰情報ですか!?(笑)」

って会話をしたのですが・・・

 

今回・・・

『設計現場における検証手法と課題について』

を色んな角度から話します。

 

マジでもう、今から仕事に手が付かないくらいに緊張してますよ・・・
(/ω\)

 

自立循環リーダーの前先生から直々に登壇のお願いされたら、頑張ろう!って思ってしまいますよね!

 

日本にはもっともっと凄い人たちがいるので、正直僕レベルの人間がこのような場で話をするのなんて本当におそれ多い・・・。

いずれにしても、ホームズ君とQPEXを使った設計手法の話にはなると思いますが・・・

 

出来る限り、眠くならないような内容にしたいと思います。

時間は20分程度なので、そんなに長く話をするわけではありませんが・・・

少しでも日本の家づくりが良くなるような話が出来ればと思っております。

2019年02月09日

予算は無いけどQ1.0住宅は造れますか?

『予算は無いけどQ1.0住宅は造れますか?』

このような内容の相談が最近増えました。

資料請求も合わせて数件送っています。

 

この質問は、情報が無さ過ぎる為、何とも答えようがないです(笑)

 

まず、『予算』ですが、その予算の根拠って何ですか?

って話ですね。

あ、別に文句とか怒って僕が発言しているわけではないですからね?(笑)

 

前に予算について、何処かで書いた事あるような気がしてますが、もう一度改めて書きますね。

というか、ここを↓読んでくださいね。
初級編から上級編まであります。

新築の予算&ローンの考え方講座

 

基本的に、予算は、今の家賃以上では厳しいのかどうか?って所があり、もっと言えば、『家賃+年間の光熱費』で考えるべきなのです。

この合計が、予算の根拠となると僕は思います。

なので、「予算がないけどQ1.0住宅は造れますか?」

ではなく・・・

 

何坪の家が希望です。

現在の家賃と年間光熱費を合わせるといくらです。

どれくらいの家の金額になりますか?

 

という聞き方をしていただけると答えやすいです。

ちなみに、ローンの手数料や登記などで、銀行にもよりますが、2800万くらい借りると、¥180万くらい必要になってきます。

外構はどうなのか、地盤補強は不要なのか?

そういった情報も必要です。

 

弊社に来社していただければ、その辺のアドバイスも出来るので、遊びに来ていただけると、色々とご説明出来ると思います。

お問い合わせ内容 *
お名前(漢字)*
お名前(フリガナ)*
E-Mail*
Gmailの方迷惑メール確認* 確認出来る 確認方法が不明
電話番号(半角)*
住所(資料請求の方必須)
予算の相談の方は記入してください

 

 

2019年02月10日

家づくりの依頼先が心配・信用できない?

最近、問い合わせで多い問題。

有料の間取り診断や、有料の温熱シミュレーションの依頼も来るほどだ。

 

本日も、雑誌編集者の方と、家づくりの話について、沢山話をした。

 

う~~ん。

やっぱり、日本の家づくりって、「言ったもん勝ち」だなと思いました。

 

正直、我々プロ側も含めて、温熱に関しては、素人に近いのではないだろうか?と思います。

一級建築士を持っていたとしても、それは同じです。

信じられないかも知れませんが、事実ですよ。

 

まず、1級建築士、2級建築士というのは、建てられる(設計・監理できる)規模が違うという事。

木造であれば、2階建ての住宅は2級建築士で設計も監理も可能です。

 

でね、試験の内容ですけど、木造住宅の話は1級建築士ではほとんど触れられる事はないです。
学科合格後に待ち受ける2次試験の製図試験も、「住宅」をやるのは2級です。
しかも、今の2級建築士の製図は鉄筋コンクリートだそうじゃないか(笑)

そして、「温熱」に関しての話って、結露がし易いのは北側の非暖房室だとか、相対湿度とか、熱貫流の話だとか、理論的な話で、それが実務に活かせるか?と言ったら、その勉強で、良質な家が設計出来る事にはならないのですよ。

 

つまり、「冬暖かく、夏涼しい家」というものを設計するのも、造る方法も、詳しくは勉強しないのです。

 

例えるならこういう事です。

我々が当たり前のように使っているパソコン。

エクセルだったり、ワードだったり、文字打ち出来たりは、普通出来ますよね。

パソコンを使ってインターネットをしたりも出来ますよね?

では、そのパソコン・・・

パーツ買ってきて、自分で組み立てられますか?

って話です。

 

では、スマホに置き換えて見ましょう。

我々が今や当たり前のように使っている、スマートフォン。

まず、androidとiPhoneの違いって何だか分かります?

androidはGoogle、iPhoneはアップルが基盤です。

メールしたり、電話したりするのは、誰もが出来ますよね。

ではそのスマホ・・・

充電容量や充電ケーブルの種類、急速充電に必要はアンペア(A)はいくつか分かりますか?

 

これらの話で、何が言いたいかといいますと・・・

家って、住宅会社であれば、誰もが普通に造れるものだし、間取りなら、素人だって考えられるものですよね?

でもね?

『高気密高断熱住宅に必要なものって何ですか?』

って質問に、我々プロの方は、そのように回答し、説明出来ますかね?

 

家づくりって、それに答えられなくても、分からなくても、出来ちゃうんですよ。

素人が考えた間取りでも、耐震性を無視すれば、建てる事が出来ちゃうんですよ。

 

我々側のプロの人間は、知らない事・分からない事を正直に「分かりません」と言える人は少ないと思います。

変に隠そうとすると、後でボロが出ますし、変な疑いを持たれます。

 

要は「この会社、大丈夫なんかな?」って。

 

で、正直に、分からないので次回までに調べておきますって返事もらって、次回、納得する回答をもらったとします。

ちょっと待ってください。

そこで安心しますか?

 

例えば、質問の内容が、「気流止めってそんなに重要なのですか?」

だったとします。

僕の中で、これは最重要項目だという事を即答出来ない時点で、高気密高断熱の家を造る事は不可能だと思います。

気流止めが無い昔の家↓と同じ事になります。
下記は、何故昔の家が寒いのか?という図です。

 

仮に、次回、回答できたとします。

でも、この問題って、現場の大工さんが熟知しているか?って所が問題なのです。

設計者も熟知していて、その工事をやっていただく職人さんたちに、それが日ごろから浸透しているのか?

って所も重要なのです。

 

「後日、丁寧に説明してくれた」

 

って、超心配ですよ(笑)

 

例えば、好きな人に、「私と○○どっちが大切?」って質問して、

「次のデートの時に答えるよ」

って言って、1週間後のデートで、

「君の方が大切だ」

って事を、理由も含めて色々話されて「嬉しい」って思うやついます?(笑)

 

気流止めというのは、最愛の相手に、「好きだ」「愛してる」って即答するぐらい、当たり前に大切な事です(笑)

 

そういった事も即答できない、でも、対応が良い。
設計士とのフィーリングがいい・・・
一生懸命やってくれている・・・

多少心配だけど、その会社と契約するという事は、

「彼・彼女との将来が不安だけど、結婚する」

というようなものです。

 

浮気率100%の人と結婚するとか、有り得ないですよね?

浮気をしないでいられる方法を教えた所で、浮気しない人っていますかね?(笑)

 

本当の高気密高断熱住宅って、ちょっと教えて出来るものではないのです。

絶対にです。

 

何千万も出して建てる家を、少しでも不安が残ったままで契約するという事が、僕にはよく理解が出来ません。

 

先日、実施間近で契約寸前だった物件で、施主様の付合いの業者を用意されましたが、お断りしました。
設計もです。

 

過去に、下記の内容の事を書いてますので、読んでみてください。

 

2019年02月15日

契約後の相談について

最近・・・

セカンドオピニオンとしての役割を僕に求める相談者が増えてきたように思います。

 

中には・・・

今から契約しようと考えている工務店で、契約しても大丈夫か?

とか、

窓などの設計を大丈夫か見て欲しい

とか、

エアコン1台で全館冷暖房出来そうか?

とか、

間取りが使いにくくないか、見て欲しい

なんてのもあります。

 

まず・・・

契約後の場合の方でほとんどの質問で思う事は、僕よりも先に、契約する予定で進んでいる会社の設計士に何故聞かない?

という事ですね。

ネットで検索・質問するのもそうです。

「ネットで調べても、何が正しいのか分からなくなってしまいました」

というのが、大抵行きつく先。

 

基本的に、しっかり質問されている方も、勿論いらっしゃる。

で、ここで同じようなケースは・・・

「納得のいく説明をされなかった」

というケース。

 

僕、質問されると、内容によっては2時間くらいかけて、文章打ったりしています(笑)

何度もやり取りが発生すると、正直、相談料を頂いてもおかしく無いくらいの時間、答えてます(笑)

 

まあ、いずれにしても、契約後の方に対して思う事のほとんどが・・・

『契約した理由』

ですよね。

 

ONE条工務店さんなんかでは、やっぱりハウスメーカーの中でも独り勝ち状態で、コストに対しての性能を出してますので、信頼性は高いですよね。

 

ただ、ONE条さんで惹かれた理由で皆さん口をそろえていわれる事は・・・

「床暖房に惹かれた」

という事です。

 

やっぱり、ここで皆さんに疑問に持ってもらいたのはですね・・・

床暖房を付けない時、室温何℃なの?

って事です。

 

ここで、ONE条さんに限らず、多くの工務店さんでは、答える事が出来ないと思います。

シミュレーションをやってないと、出来ない事だと思います。

 

もし、答えるとしたら・・・

『UA値が〇〇なので暖かいですよ』

って事だと思います。

 

「C値は0.4くらいだから暖かいですよ」

って発言かも知れません。

 

「断熱材の厚みが厚いので暖かいですよ」

かもしれません。

 

ラファエル設計の場合はどうするか?

↓室温見せますよ。

 

暖かい方が弊社、青くて見るからに寒い方が「次世代省エネ基準」ですよ。

 

ウレタン使っているから暖かいと言われました!
ってお客様には・・・

↓ウレタン使って暖かくなるもんじゃないというのを見せますよ。
青い方がウレタンです。

高性能グラスウール105+105mm付加断熱(1階)
Q値:1.19
UA値:0.32

ウレタン105mm充填(1階)
Q値:1.64
UA値:0.50

高性能グラスウール105+105mm付加断熱(2階)
Q値:1.19
UA値:0.32

ウレタン105mm充填(2階)
Q値:1.64
UA値:0.50

熱抵抗がとてもいい断熱材のウレタンですが、他がしょぼいので、裸の王様状態のウレタン君です。

 

 

ここで皆さんに、ちょっと聞いてみたいです。

 

例えば、僕の存在を知っていました。

県外という理由などもあり、契約はちょっと信頼性に欠けるけど、地元工務店で契約しました。

 

一応、ラファエル設計に聞いてみよう!

 

「この間取りで大丈夫そうですか?」

「思ったより暖かくないってなりそうか?」

「エアコン1台で冷暖房が可能という事だけど、ホントに大丈夫か?」

って感じで質問します。

 

どう思います?

 

別に、質問してくださるのは、全然OKです。

でも・・・

それらの質問を、契約した工務店に、まずは聞きましたか?

 

「大丈夫」

って言われれば、信用してくださいよ。

だって、信用できるから契約したのですよね?

 

基本的に、家づくりというのは、ネットの掲示板とかで口コミ集めて決めたり、問題解決をしようとしても、半分は正解もあれば、間違いの情報もあります。

 

そもそも・・・

本州に関しては、間違いだらけの家づくりばっかりなのに、間違いだらけの中から真実を求めようとしたって、それは無理に近いよね。

だって、多数決にしたら、真実の方が少ないのですから(笑)

 

その極端な例が、「断熱材は何がいいか?」問題。

 

ウレタンがいいのか、セルロースファイバーがいいのか・・・

グラスウールはダメなのか?

 

これを調べ出すと、ほとんどの人が分からなくなりますよ。

 

ラファエル設計の中での答えは1つです。

「何だっていい」

です。

でも、それは、「温熱」の観点から。

落雷火災などにもアプローチするなら、やはりウレタンは頼まれても採用しません。

 

グラスウールのデメリットには、施工性の問題が必ず出てくるけど、それは、住まい手にとってのデメリットじゃないからね(笑)

上手く施工できない人たちがデメリットと思うものです。

結露の話にしたって、ウレタンならいいとかありますが、グラスウールだって、的確な施工が出来ていれば、何の問題もない。

これは検証実験でも明らかになっている事。

 

僕が言いたい事は何かと言いますと・・・

家づくりで信頼の工務店を探すのであれば、まずは「新住協」のHPを見て見る事です。

実は、関東支部のHPもあります。

これらの工務店は少なくとも信頼性が高いと思います。

 

新住協の本部に直接電話しての相談も最近多いようですよ!

 

契約後の相談だとしても、出来る限りお答えしますが、例えば僕の発言をそのまま契約した工務店にぶつけるのも、おかしいと思います。

とにかく・・・

「契約」というのは、信頼関係も結ばれます。

そして、施主様も設計士も、工務店も、「対等」でなくてはなりません。

2019年02月18日

ハウスメーカーの決算期!値引きに騙されるな!

はい!ちょっといきなり過激なタイトルですみません(笑)

何だか最近、ハウスメーカーに益々怒りを覚えるような問合せメールが多くてね・・・。

 

ちょっと最近というか、1年前くらいから思っている事ですが・・・

一般者向けセミナーを開催しようかと思っています。

いつになるか分かりませんが・・・

ちょっと、ハウスメーカーで家を建てたら、どんだけお金の無駄かという事を、本当に知ってもらいたいです。

 

別に、ラファエル設計に依頼しなくてもいいんです。

 

冬の室内での死亡率日本一の栃木県の方は特に、暖かい家に住んでもらいたいと、心底思います。

 

では、前置き長くなりましたが、本題へ・・・

 

前回も「契約後の相談について」というブログを書きました。

 

今はですね~・・・

ハウスメーカーの決算期なのですよ。

「今日決めてくれたら200万値引きする」

とか

「今週中に決めてくれたら100万+オプション何かサービスします!」

とか・・・

言われて契約しちゃってませんか?

 

それは、不幸への誘い・・・

 

売る事に必死な値引き合戦ハウスメーカー・・・

予約待ち状態でいっぱいの新住協会員の工務店さん・・・。

 

どちらで建てれば幸せな家づくりになるか、マジで一般ユーザーの人達は勉強した方がいいです。

 

ネットで情報収集ではなく、ちゃんと、工務店さんに会いに行ってください。

 

ネットで調べて、掲示板で何処何処はどうか?って聞いて、顔も分からない人の答えで道を決めるのではなく、自分の目で、耳で確かめてください。

 

ネットで情報収集するのは大いに結構です。

でも・・・

調べ過ぎたあまり、自分がもの凄く詳しい人間になったと思い込み、自分はちょっとの事では騙されないぜオーラだして、工務店に行くのは止めた方がいいですからね(笑)

もしくは、変に言いくるめられないぜオーラも止めた方がいいです(笑)

 

例えば新住協の会員さん(勉強会にしっかり出席している会社)は、そもそも、騙そうとか思ってないですから(笑)

 

こんな事は誰も言わないと思いますが、「面倒くさい客だな」って思われたら、いくら熱意があっても、やりたくなくなるのが本心ですよ。みんなが。

 

面倒くさいというのは、こだわりがあるという事ではなく、例えば命の基本仕様に関して、必要以上に口を出してくる人とか、こちらの提案を素直に飲んでくれない人ですね。

まあ、一言で言えば、これから先、付き合っていく自信がないという事ですよ。

 

例えば、美味しいイタリアンレストランに行って、シェフに対して、クックパッドで得た知識を振りかざして、塩加減だとか、塩の種類とか、トマトの生産地とか、指定する人いたらどうします?(笑)

もう、食べに来なくていいですって言われますよね?(笑)

逆に、自分がつくる料理を食べてもらいたいと思いませんよね?

 

家づくりをする人だって同じですよ。

僕だって同じです。

 

自分が設計した家に住んでもらいたいと、思いたいですもん。

そこに住まう家族の未来がイメージ出来なければ、やっぱり設計する意欲も生まれません。

 

やっぱり、これまで色々勉強した知識などは、僕を頼ってくれる住まい手にアウトプットしたいですもん。

 

いいですか?

我々、新住協の会員さんがつくる、本物の高断熱の家って、ハウスメーカーで建てるのと、暖かさ以外に何が違うと思います?

値段ですかね?

デザインですかね?

会社のブランドですかね?

メンテナンス対応ですかね?

 

どれも当てはまるかもしれませんが・・・

僕が言いたい事は違います。

 

それは・・・

 

資産価値ですよ。

 

ハウスメーカーで建てた場合、30~50年後どうなると思います?

冬は寒くて夏はクソ暑いですよ。

自分が老人になった時、ヒートショックで死ぬかもしれないですよ。

熱中症で死ぬかもしれないですよ。

 

子どもが大人になって、家を建てようとした時、負の遺産となった、自分が数千万出して建てた家をリフォームするのですかね?

それとも建て替えるのですかね?

別な所に土地買って、新築するのですかね?

 

それらの費用って・・・

自分の息子か孫が支払う事になりそうですよね?

 

でも、Q1.0住宅の様な家は、資産価値があります。

建てた変える必要もなければ、断熱リフォームも不要でしょう。

間取り的なリフォームはあったとしてもさ。

 

後者の場合さ、住宅ローンがほとんどないわけだから、その分のお金を、家族の為とか、子どもの習い事、学校の為のお金に使えるわけですよ。

また、家が暖かいから、健康でいられる確率はあがりますし、普段の病気にもなりにくくなるはずです。

新住協のトップは鎌田先生ですが、同じくらい、新住協という組織に、必要不可欠な存在の方がいて、

会沢健二さんと言います。

その会沢さんが、Q1.0住宅に住む人たちにインタビューをして全国を回って書いた本があります。

この家にしてよかった

3巻が近々発売されます。

家づくりの勉強している人は、ネットで高断熱住宅のデメリットなんて調べている暇があったら、この本を読んだ方がよっぽど心に響くと思いますよ。

一度読んでみると分かると思いますが・・・

住まい手が、全員「笑顔」で幸せそうな情景が浮かびますから。

 

今、この本の話を聞いて、
「お前バカじゃね~の?」
とか
「全員がそう感じるわけじゃね~だろ」
とか
「変に宣伝してんじゃね~よ」
とか
「Q1.0とかってビニールハウスだろ?」
って思った人は、本気で住まい手の為の家づくりをしている工務店からは断られる人です。

 

逆に、読んでみたい!

って思った人は、会社訪問してもきっと暖かく迎えてくれると思いますよ。

 

まあ、いずれにしてもですよ・・・

「値引き」ってお得感あって、嬉しくなりますが、初めから適正価格を提示している工務店が一番信頼できる可能性が高い事に気づいてください。

値引きというのは、元々多く利益を取り過ぎているから出来る事です。

提示された価格が正しいかどうかは、素人の人では判断するのが難しいでしょう。

一応お話しておきますが、新住協の会員さんなら、初めから適正価格で提示していると思いますよ。

Q1.0住宅に住んでもらいたいけど、凄い家造っているんだから、必要以上に沢山予算引き出さなくちゃ!なんて考えている人は恐らくいないですから。

 

依頼しようとしている工務店を、依頼者自信が信じる事が出来ないようなら、本気で対応してくれる工務店からも信頼してもらえなくなりますよ。

家づくりってのは、最初から最後まで、信頼関係が一番大切です。

 

暖かい家を造って欲しい!という願いと

自信をもって造ってあげますよ!という想い。

 

その会話だけで本当は十分だと思うのですけどね・・・。

 

くれぐれも、「値引き」という悪魔の囁きに、ご注意願います。

2019年02月20日

構造見学会2日間終了

2/23~24で開催していました、Q1.0住宅構造見学会ですが、合計で5組の一般ユーザーの方が見学に来ていただけました。

大体、皆さん1~2時間くらいの滞在だったかと思います。

 

制震ダンパーの説明上映会も開催しました。

 

 

正直・・・

ラファエル設計で依頼されなかったとしても、今回の構造見学会を体験できたことは、しっかりした施工をする工務店に出逢う術を学んでいただけたのではないでしょうか?

自分で言うのもなんですが・・・

今回の様な構造見学会は、中々無いのではないでしょうかね?(笑)

来てくださった方々、ありがとうございました。

一般ユーザの方以外では、茨城の方、練馬の方など、県外からの職人さんも数名、襲来を受けました(笑)

とてもマニアックな人たちですけどね。

 

皆さん、構造見学会より、完成見学会の方が人気があるのは、不思議に思いませんか?

当たり前だろって思います?

 

ちょっと質問します。

貴方はお見合いをします。

相手の方は、顔面偏差値が高ければ、それでよいですか?

 

中身って、重要だと思いませんか?

 

中身が悪い家だと、家族の健康も脅かされるし、何より冬寒くて夏熱いですよ。

 

今回、見学会に来ていただいた方からは、数名から「UA値」などについて、どれくらいなのか?
という質問を受けました。

 

正直、このUA値ってのは、これまでしつこく言ってますが、あまり意味のない数値だと思っています。

 

ラファエル設計は、UA値はどうでも良くて、Q値も別にどうでもいいです。

「重要な数値」としてきちんと認識しています。

では、何故どうでもいいのか?

 

じゃあ、逆に聞きますね?

 

UA値とかQ値聞いてさ・・・

室温が何℃?って分かります?

室温は何度になるか、教えてくれた会社はありますか?


燃費(冷暖房費)がいくらか?って分かります?

燃費(冷暖房費)がいくらか教えてくれた会社はありますか?

多分、こっちはQPEXなどで教えてくれた会社はあるかと思います。

 

下記は、見学者様のおさらいと共に、皆さんに共有できる話をしたいと思います。

 

ラファエル設計は、UA値やQ値よりも、住まい手にとっては、「室温」の方がよっぽど分かりやすいし、重要だと思っています。

何故室温かって言うのは、健康被害に関する基準があるからです。

21℃(推奨温度)
昼間の『居間』の最低推奨「室温」です。
18℃(許容温度)
夜間の『寝室』の最低推奨「室温」です。
16℃未満
呼吸器系疾患に影響あり
9~12℃
血圧上昇、心臓血管疾患のリスク
×5℃
低体温症を起こすハイリスク

(出典:英国保健省 冬季室内温度指針 2010.3及び慶応大学 伊香賀研究室)

 

これらを訴える人は、設計者も含めて、いらっしゃいます。

 

「夜間の寝室の最低推奨室温は18℃です。」

だからUA値0.34くらいの家を目指した方がいいですよ!っていう人がいたら、それはある意味おかしいのですよ。

 

室温とUA値はリンク・比例しないですから。

今回の構造見学会の建物のUA値は0.34、Q値は0.91です。

とってもいい数値ですよね。

下記は、今回の建物の無暖房での室温シミュレーションです。
外気温-6.2℃で朝5:00時です。

 

ここは南側の山の影響でこのくらいしか無暖房で室温が上がりません。

ちなみに、これは「熱交換」を考慮しての室温です。

これが第三種になると下記程低い室温になってしまいます。



これが、一般的な工務店とかハウスメーカーの話としてしてみると・・・

「UA0.34だから、heat20のG2グレードです!栃木の省エネ基準を遥かに超えているから、北海道並みです!かなり凄い数値で暖かい家になりますよ!
だから、熱交換換気なんて不要ですよ!」

って無知な営業とか、もしかすると、普通に少し温熱に詳しいプロの人も、こんな発言をしてしまうことでしょう。

「熱交換換気なんて不要ですよ!」

なんて、室温シミュレーションをした事ない人たちは、UA値だけで判断する訳です。

普段、暖かい家を造っている人は、経験値でそれが発言の根拠となるかもしれませんが、本当の真実というのは、実際に建てる土地にしか存在しません。

敷地の周辺環境だったり、真北の角度にもよる訳です。

 

もっと言えば、外気温にもよるわけですね。

 

暖かい家を造る要素というのは単純に下記です。

外気温
生活熱
日射熱
暖房熱

 

日射熱をしっかり取込めれば、熱交換は不要だったりしますが、やっぱりそれの根拠となるのは、経験則とかではなく、シミュレーションだと思うのですよ。

 

  • 栃木の気温

これ、ほとんどの方が知らない事だと思っていますが、栃木県は、12月とか、外気温が午前と午後は札幌とあまり変わらないのです。

下記は2017年12月です。

栃木の午前中(2017/12/16)
北海道の午前中(2017/12/16)
栃木の夜(2017/12/19)
寒冷地の夜(2017/12/19)

 

 

  • 省エネ区域区分と外気温

現在の日本は、簡単に説明すると、寒さの度合いによって、目指すべきUA値の基準が決められています。

それが下記ですね。

地域区分 地域詳細(一部) 熱損失係数 外皮平均熱貫流率 冷房期の平均日射熱取得率
1地域  北海道(旭川・富良野・釧路・稚内) Q1.6 UA値0.46
2地域  北海道(札幌・苫小牧・室蘭) Q1.9 UA値0.46
3地域  函館・青森・山形・秋田(一部) Q2.4 UA値0.56
4地域  秋田(一部)宮城・福島・栃木県(那須、日光) Q2.4 UA値0.75
5地域  宇都宮(4地域以外の栃木県) Q2.7 UA値0.87 ηA値3.0
6地域  千葉・横浜 Q2.7 UA値0.87 ηA値2.8
7地域  長崎・鹿児島 Q2.7 UA値0.87 ηA値2.7
8地域  沖縄 Q3.7 ηA値3.2

 

で、僕は何が言いたいかというと、こんな省エネ区域区分で、家の性能を決めるなよ!って話です。

家の性能をしっかり考える必要がある根拠として、自分が建てる土地が冬は何℃くらいになるのか?

という事を理解すべきなのです。

 

下記は2018年12月のものです。
解説を入れながら各地の気温をご紹介します。
大きく表示されている数字と、下部に表示されている今後の予想気温も併せて見てください。

北海道釧路市(1地域)超超超寒冷地
北海道札幌市(2地域)超超寒冷地
2地域の札幌ですが、早朝以外のこの0時くらいだと1地域と同じ気温ですね。
函館市(3地域)超寒冷地
3地域の函館は、1地域よりも寒くなっていますね。
秋田市(4地域)寒冷地
秋田市は4地域になりますが、1、2地域の北海道と同じですね。
仙台市(4地域)寒冷地
同じ4地域でも仙台は0℃です。
栃木県日光市(4地域)寒冷地
4地域の日光ですが、2地域の札幌とほぼ同じですね。
栃木県那須町(4地域)寒冷地
日光と同じ4地域ですが、日光よりは1℃くらいの差があります。
栃木県黒磯(4地域)寒冷地
那須と近いので、一緒ですね。
栃木県宇都宮市(5地域)温暖地
ラファエル設計もある宇都宮。
おや!?
温暖地のはずですが、早朝では4地域の仙台とか秋田よりも寒いですね。
また、1地域の一番寒い北海道と2℃しか差がありません。

これだもん、ヒートショックで亡くなる人が多いのも納得できませんか?
栃木県鹿沼市(5地域)温暖地
鹿沼市も宇都宮と同じく5地域で温暖地域です。
ですが、早朝を見ると、札幌なみに寒いです。
大きな表記は0℃ですが、下の気温変化予想を見ると-1℃です。
栃木県佐野市(5地域)温暖地
大きな表記は0℃ですが、下の気温変化予想を見ると-1℃です。
栃木県栃木市(5地域)温暖地
大きな表記は0℃ですが、下の気温変化予想を見ると-1℃です。
栃木県小山市(5地域)温暖地
大きな表記通り-1℃です。
札幌と1℃しか違いません。
栃木県でも南に位置するのに、寒いですよね?

 

これね・・・

見学会の時に宇都宮とか鹿沼が0℃の時、札幌は何℃くらいだと思いますか?って質問したら、

マイナス7とかマイナス10℃くらいですか?

って答える人もいましたね(笑)

 

まあ、兎に角、来てくださった方々は本当にお疲れ様でした。

そしてありがとうございました。

 

見学会の面白かった内容は、後日、所長ブログ②の方で書きたいと思います。

2019年02月24日

建築知識ビルダーズの連載2回目

27日発売の建築知識ビルダーズ36号。

たぶんTSUTAYAで売っているはずです。

 

連載第2回目は「窓を高性能にしたのに暖かくならない理由」


テーマは前回同様、僕が考えています。

何故このテーマにしたかと言いますと・・・

「窓が弱点」

というのを、大きな勘違いしている人たちが多いからです。

 

前にも何処かで書きましたが・・・

 

窓が弱点というのは、間違いでもなく、正論です。

 

何が勘違いかというと、窓を高性能にすれば、家は暖かくなるという・・・

思いっきり激アマな考えの人達が、プロも含めて多いからですね。

 

皆さん、住宅展示場とか行って、栃木でいえば、日光とか那須の方の地域の人達は
「寒冷地だからトリプルガラスにした方がいい!」
とか絶対言われているはずなんですよ。

 

宇都宮の完成見学会でもUA値0.5とかZEHギリギリの0.6クリアしている性能をうたう工務店は、バカの一つ覚えの様に

「窓が弱点なんです!窓が弱点だからトリプル使ってるんです」

って連呼するんですよ。

 

もうね・・・


って感じです(笑)

 

そんな工務店の断熱性能を見ると、だいたいウレタンですから。

そして付加断熱なし!

 

窓は、トリプルガラスを入れたとしても、日本の窓は枠の部分での損失がデカいから、窓全体の損失としてみたら、全然良くないのですよ。

だから、窓の性能を上げるというのは当たり前の処置なのですが、これで終わっちゃうのが大きな間違いなのです。

 

基本的に、樹脂窓以上にすれば、窓の強化は最低限良いと思っています。

後は、やっぱり付加断熱ですよ。

窓の性能を上げるとUA値などの数値は上がります。

 

僕のブログを読みまくっている人たちはもう、何が言いたいか分かりますよね?

そうです。

「Ua値良くしたって、室温あがらね~よ」

問題です。

 

復習です。

室温を上げる為の要素って何ですか?

外気温
生活熱
日射熱
暖房熱

ですね?

無暖房で暖かいとか、自然温度差が大きい家というのは、「日射熱」によって大きく変わります。

 

窓というのは、日射取得もあれば、熱損失もあります。

 

窓が弱点、窓が弱点というのは、「熱損失」の方ばっかり気にしている事なのですよ。

 

じゃあ、日射取得は?って話です。

ラファエル設計が使用している窓はK-WINDOWですが、取得に使う窓の熱取得率は74%です。

YKKAPのトリプルだと58%くらいにまで落ちます。

これも、真北の触れ方によって、太陽がその窓に当たり続ける時間によって、取得率が74%よりも、58%で損失が小さい窓を選ぶ方が、室温が保たれるという場合もあります。

南北に長い家の場合がそうだったりしますね。

 

しかしながら、大抵は、74%の熱取得率の窓を使用した方が、暖かくなる事の方が多いです。

 

そうするとね、トリプルガラスを南側に設けて、UA値良くなったぜ!っていっても、家寒くね?って事になるんですよ。

損失も大切ですけど、取得も同じように大切です。

 

今度、窓が弱点って言っている人に今度、日射取得率って何%ですか?って聞いてみてください。


多分、工務店や住宅メーカーの人側の人間が、質問者に対して

 

と心の中で言っていると思います(笑)

 

そこから回答で、依頼すべき工務店か楽勝で判断出来ると思います。

答えに困っていたら、

「暖かいんですか?」

とフォロー的質問をしてあげてください。

 

「暖かいですよ~!」

って返答があったら、今度は貴方が

と思ってください(笑)


今回はミルコが連初となりましたが・・・

 

何か、窓だけ良くすれば高性能だと思っている人が本当に多いと感じているので、本当に重要な事って何かな?って話をしたかったのです。

早い話・・・

ドラクエでラスボスに挑もうとする時、どんな装備にします?

って事ですよ。

 

武器だけ最強で、防具がステテコパンツだけだったら、多分一撃で死にますよね(笑)

 

逆に武器が、こん棒で防具が最強だったら、中々倒せなくて、回復魔法とか回復アイテム99個あっても、倒せず全滅しますよね?(笑)

ラスボスに挑むとき、武器も防具も、最強にするか、最強に近いものを装備しますよね?

それと家も同じですよ。

 

寒い冬に挑むにも、暑い夏に挑むにも、窓だけ良くたって、ダメじゃない?ってイメージつきませんかね?

それがイメージ出来るようになっていれば、今回のブログは役に立てたという事になります。

 

2019年02月26日