施工する人間の知識の重要性

結論・・・気流止め知らないとか、気密処理しないとかありえないですよ?

結局のところ、省エネ計算(外皮性能計算)して基準クリアなら高気密高断熱?
・・・いいえ施工も重要です。

国の省エネ基準なんて、クリアして当たり前です。
超甘々な基準なので・・・
むしろ、圧倒的にクリアしなければ、快適な住環境は望めません。

住宅の暖冷房エネルギーに関する躯体の断熱計画、施工の為省エネ基準には、
外皮性能保のための配慮事項
として気密性能と防露性能に関して規定がいくつかございます。

①断熱材等の施工に関する基準
②気密性能の確保
③防露性能の確保

実は、北側だけ断熱材を入れなくても、「外皮性能クリア」となれば、それは断熱等級4が取れてしまうのです。
恐ろしいですよね。
①断熱材等の施工に関する基準
・断熱材と柱などとの間に隙間が出来ると断熱性能が確保出来なくなるから、設計の段階でも施工も注意してね

天井断熱材に隙間出来てる
・折角断熱材入れても、床下から小屋裏に外気が断熱材のある壁を気流の経路としてしまい、断熱性能を低下させ ないように気流止めをちゃんと設けてね
適切な気流止め知らない人、設計士も大工さんも含めて本当に多いです。
・壁など、断熱施した部位は、断熱層の室内側に透湿性の少ない(水蒸気を通しにくい)材料を設け、断熱材の外気側は透湿性(水蒸気を通しやすい)&防風性、防水性を有する材料を設けて、その外側にも通気層設けて、壁の内部結露を防止してね
◎設計と施工の精度&通気が重要ですよ!って事です
②気密性能の確保
・漏気を減らす
・壁体通気を抑制して断熱性能低下を防止
・壁内結露を防止
・計画換気の性能保持

◎結露に関係する要因をきちんと把握してね!って事です

(出典:もっとモックセミナー2017春資料)

↓青い程壁は冷たい事を表しています。
(出典:もっとモックセミナー2017春資料)
③防露性能の確保
・表面結露の防止(断熱欠損を設けない)
・内部結露の防止(水蒸気の侵入&排出を適切に対処

上記の事柄を厳守するという事です。
◎結露を発生させていけません!って事です

 

設計の他に、施工者も知識と技術が必要だという事です!

 

【断熱欠損となりやすい所】
・給排水、ガス管まわり
・電気配線まわり(コンセントBOXからも漏気します)
・換気ダクトまわり
・点検口まわり
・埋込照器具まわり

これらの部分に対して断熱欠損を防ぐ処置が必要です。

下記は、コンセントに気密性を怠った施工をした事により、コンセント周囲の壁が冷やされてしまっているのがよくわかると思います。
高気密高断熱の家・・・で?結局どんなの?
『外皮性能の計算』

『断熱層と気密層の連続した設計、施工』
が重要という事は何となくわかっていただけましたか?

次の「高気密高断熱のまとめ」でまとめています。