冷暖房が効かないのは何故?
高断熱の家のはずなのに冷暖房の効きが悪い!
結論・・・断熱材が薄いor気密処理をしていないor日射を遮断してないからかもしれません
- 大手ハウスメーカーで高いお金出して新築したのに、冷房も暖房も効きが悪い!
- これは・・・
・庇の出が少しで夏の日射を遮断できていない
・気密性が甘い
など理由はいくつか考えられますが、ここで断言は出来ません。
高い理由は大手ハウスメーカーなら、人件費や広告費が掛かっていますので、高くなるのは仕方ないですし、
『高い家=素晴らしい家』
とは、残念ながらなりません。
もしかすると・・・ 新築したのに冷房の効きが悪いお宅は、
- 『日射を遮る庇がない』
- オーバーヒートしてサウナ状態になっている
暖房の効きが悪いお宅は
- 『南側の大きな窓が断熱タイプの窓じゃなく遮熱タイプ』
- 気密処理をしていない
といった理由が考えられるかもしれません。
大きい窓があるのに、壁などの断熱性能が悪い&きちんとした施工がされていないなら、冷暖房の効きが悪くなるし、断熱材をしっかり入れていても、施工が悪ければ、断熱性能ゼロにもなり得ます。
何より、高断熱高気密の家ほど、夏は日射を室内に取込んではいけません。
そして冬は積極的に日射を取り入れる事が重要であり、省エネにつながります。
日射は暖房機器の役目を果たします。
これらに対して、施工面のチェックをするのが、設計監理 の1つです。
意外と、大手のハウスメーカーなどでも、施工は悪かったりしますので、設計監理者が工事を依頼した自社の監督などになっている場合は注意が必要です。
実際に裁判になっているケースもあるのが事実です。
Q1.0住宅を建てている新住協の会員である工務店さんのように断熱のノウハウがしっかりある工務店さんなら、ほぼ問題ないと思われますが。
では、施工が悪いとはどういうことかを次の「施工精度と断熱・気密・通気」で見て見ましょう!
僕が行う設計監理では、こういった所のチェックもします。