子どもにとっての温熱環境

前回、局所不快感のお話をしました。

今回は、子どもにとっての温熱環境をお話致します。

子どもってよく風邪ひきますよね?
何故でしょう?

1つの原因を探って行きたいと思います。

サーモカメラで見て見ましょう。青い方が寒いです。
私の実家の廊下をサーモカメラでみた温熱環境
3歳の息子が写っています。
身長は90cmくらいです

オーロラですか?
幻想的な青と緑って感じですね。
赤いのは照明ですね(笑)

息子は赤いので表面温度が高いという事です。

息子頭上付近(SP3)は16.9℃
息子 (SP2)は27.9℃
足元付近(SP1)は16.5℃
私の顔付近140cmくらい(SP4)は17.3℃
床+2mくらい(SP5)19.3℃
私の頭上付近160cmくらい(SP6)は18.0℃

大人の頭上付近では18.0℃~19℃
3歳児の頭上付近では16.9℃
その差約1℃~2℃

これは5月なのでそんなに差が分かりませんが・・・。
5月なら
子どもは16.5~16.9℃の温熱環境で生きてるという事です。

大人は16.5~19.3℃くらいの温熱環境で生きているという事。

たかが2℃かも知れませんが、2℃違うって、結構ですよね?

エアコン27℃ではそんなに寒くなくても25℃だと寒い事ありますよね?

例えばこれが冬で現在の表面温度からマイナス15℃した場合、
大人は3~4℃辺りが頭上ですが、
3歳児は1~2℃の世界です。

もうすぐ氷結してしまう環境下なわけです。
そりゃ、鼻水も良く垂らしますよね。
風邪もひきやすいですよね。

0~1歳児なんて、0℃くらいの床面が生活する温熱環境なわけですよ。

 

子どもが生まれて家づくりをしようと決断した場合、何より優先なのは、子どもの温熱環境もそうですが、自分の健康の為の家づくりを目指していただきたいと思います。