Q:家に必要な予算はどう決めるの?

ラファエル設計では予定の資金計画を作成し、35年ローンの場合、月々の返済がいくらになるのかというような目標金額を設定し、返済計画に無理のない最終的な予算を考えて行きます。

そして、月々にかかる『 光熱費 』も家のローンの一部と考えて
高断熱住宅に住むメリットもご説明致します。

そうしないと、自分がいくら借りれて、いくらの家を目指すのか分かりませんよね?

 

基本的には・・・

家を計画するにあたり、全ての金額を記載した『総額の資金計画』が重要です。
資金計画書には、
・建築本体工事費
・付帯工事(外構工事、カーテン、エコキュート、太陽光、地盤調査費など)
・諸費用(登記費用、ローン契約印紙税、火災保険、保証料など)
・その他費用(設計料など)
が記載されます。
ここには光熱費は普通入りません。記載している所はまずないと思います。

外構工事をどれくらいの費用でやるかにもよりますが、本体工事費2000万+500万(付帯工事や諸費用など)くらいを想定すると、家を建てるには総額2500万必要となります。
そして、設計・監理料で本体工事費の12%~15%程度がさらに必要になってきます。
構造設計代などを入れると20%前後と考えている所も多いのではないでしょうか?

  • え!?本体工事費2000万の見積もり出たら、2000万で建築出来るんじゃないの!?

 

・・・残念ながら出来ません。

 

次のページで説明する『坪単価』にも係わる話ですが、家のコスト(値段)というのは総額の資金計画である『総額』です。

 

高断熱住宅に住むメリットを少し説明致します。

 

(※出典:あたらしい家づくりの教科書)

A:普通の住宅【2550万円】
初期コスト1800万円
光熱費年間25万円×30年=750万円

B:Q1.0(光熱費半分)の住宅【2550万円】
初期コスト2175万円
光熱費年間12.5万円×30年=375万円

どちらも同じ価格です。

むしろ30年以上住むなら安くなります。

車は燃費を気にするのに家の燃費を気にする人が非常に少ない。

目先の「家の値段」だけで家づくをしては絶対にダメです。

 

↓光熱費ダダ漏れな家のイメージ
水=光熱費

 

予算オーバーという声をよく聞きますが、本当に予算オーバーですか?
予算というのは30~35年、ローンを組んだ年数分が予算です。

光熱費に係わらない、デザインによる増額ならそれは本当の予算オーバーでしょう。

しかし、断熱性能を上げて予算オーバー・・・。

本当に予算オーバーですか?

断熱材の種類を変えて、厚みを薄くして減額なんて、家づくりで一番やってはいけない事です。

恥ずかしい事だと認識してください。

 

下記で詳しく説明しています。