子供室って必要?不要?
お子さんがいらっしゃるお宅の設計だと、必ずと言っていいほど・・・
- 『子供室問題』
・・・出ませんか?
実はこの子供室・・・
子供室を必要と思う人は、自分が子供の時に子供室を持っていなかった人が多い。
子供室の大きさを5~6帖くらい欲しいと思う人は、自分が住んでた子供室の広さに不満があった人。
「子供室」
これは、あくまでも私(ラファエル設計)の考えですが、一般的に「必要」だとは思います。
しかし、必要な理由はそれぞれ異なります。
勉強部屋として必要なのか、寝る場所として必要なのか。
ただ、その子供室・・・
- 『何年使いますか?』
って所がポイントだと思っています。
一般的には高校生のうちは使用する事が一般的だと思います。
さて卒業からどうするか・・・
- 子供室を使わせる時期は?
- ・小学生
・中学生
・高校生
これらのどれかだとは思います。 - 小学5年生~高校卒業まで
- 約8年
- 中学1年生~高校卒業まで
- 約6年
- 中学3年生~高校卒業まで
- 約4年
一般的にはこんな感じですよね。
ただ、こんな例外もございます。
- まさかの高校県外!
- まさかの高校寮生活!
- まさかの高校海外!
では、そうなった場合で先ほどの計算に当てはめて見ましょう。
- 小学5年生~中学卒業まで
高校卒業まで - 約5年
- 中学1年生~中学卒業まで
高校卒業まで - 約3年
- 中学3年生~中学卒業まで
高校卒業まで - 約1年・・・まさかの
こんな感じでマイナス3年ですよね。
まず、これらの事が第一段階で考えるべき所だと思います。
第二段階としては、お子さんが男の子なのか女の子なのか。
・女の子であれば、パパにとっては辛い・・・いずれ結婚して出ていく・・・というケースが考えられます。
・男の子であれば、高校卒業後、結婚後に同居するのかしないのか・・・というケースが考えられます。
女の子の場合は、結婚したら子供が出来ると、一時帰省する事がほとんどだと思います。
そんな時に、子供室は必要になると思います。
そういった時の為などを考えて子供室は・・・
- 子どもの時の使い方
- 大人になってからの使い方
- 子ども以外が使う場合(親の書斎や趣味室などに)
この3点について、フレキシブルに用途を変えられるように設計する事が一つのポイントだと思っています。
子供室が必要か不要か・・・
- 多数決で決まる訳ではございません。
- 各ご家庭の成長や考えによって決まります。
- こういった考えの一つ一つによって部屋の存在理由が生まれる・・・『 ストーリー性のある間取り 』の考えです。
よく、吹抜けなどにした場合の音の問題に関しては、そんなに僕は気にしない。
だって、そこまでうるさいシチュエーションってあります?(笑)
子どもが勉強している時にTVの音がうるさいと思う・・・というならば、ヘッドホンしてくださいと言いたい(笑)
TVなどで、東大生などにこんなインタビューをする番組を見た事あります。
「何処で勉強していましたか?」
驚いた事に、子供室と答える人は、まず居なかった。
編集的にそうしたのかもしれないが、リビングなどで勉強してたという学生が非常に多かった。
勉強などをする環境って大人が決めるのではなく、子どもが決めるんですよ。
子どもって、ママの見ている所で勉強などをすると、才能が伸びるようですね!
何でもそうですが、広くてただ四角の部屋を渡されて、子どもは嬉しいかもしれないが、
狭くても工夫がなされた部屋なら狭くても問題ないと思っています。
【まとめ】
Q:子供室が必要か?
A:回答
寝る場所、工夫された子供室は必要です。
ただの6帖とかある広い子供室は不要です。
子供室で勉強するというよりは、スタディコーナーなどを廊下の一部に設けるのがいいと思います。
子供室の利用期間が短いならば、ぼぼ不要だと思います。